日本触媒が発表した2013年3月期連結決算は、売上高が前期比16.0%減の2695億円、営業利益が同67.7%減の100億円、最終(当期)利益は同60.5%減の84億円だったそうです。
昨年9月の姫路製造所の爆発事故以降、主力のアクリル酸などの生産設備が停止していることが響いたようです。
5月末にはアクリル酸などの設備を再稼働し、10月には全ての設備を稼働させ、何とかシェアを回復したいとのことです。
事故ではアクリル酸貯蔵タンクが爆発し、紙おむつに使う高吸水性樹脂や原料のアクリル酸の生産設備が停止し、現在も消防の許可が下りていないそうです。
同社の高吸水性樹脂の世界シェアは、事故前の約30%の半分程度に落ち込んでいるそうです。
生産再開を前提に、2014年3月期の業績予想は、売上高が前期比11.3%増の3000億円、最終利益は同42.8%増の120億円としたそうです。
最終利益はもっと減るかと思いましたが、なんとか踏みとどまったようですね。
会社としては一刻も早く姫路製造所の再開を望んでいるでしょうね。
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