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来週の戦略は

海外の旅行者が今年はやや増えたということで、実需による円売りが予測される。
その一方で、株式市場の休場とあってか短期的には投機的な売りも予測されるので、デイトレードに挑戦したいと思う。

休日の暇な時間をフルに生かして小さい値幅でうまく回転させたい。

さて、このデイトレード。
彼らはトレード回数が多いので手数料がかかるのは仕方がないにしても、実際どれくらい儲かっているのだろうか?
今回の大幅な上昇相場では、値幅がうまく取れずに失敗してしまった・・と言う話もある。

実際に、彼らには不利な条件がたくさんある。
短期トレードは、企業の業績などが関係ない完全な投機の世界であり、ゼロサムゲーム。
彼らは一応テクニカル指標を頼りにしていると思われるが、これらの根拠はあまり信用できない。
事実上、猿がランダムに売買しているのと何ら変わらないのだ。

そこで、テクニカル指標無視で、ランダムに売買するとどうなるか?
みんかぶには便利なシステムトレードがあるので検証してみることにする。

条件は、指定した曜日にランダムに買いをいれ、利確と損切りの値幅を同じにする。
大きなトレンド影響を極力少なくするため、利確損切りの幅を20pipsに設定。

その結果、

損益合計 -16,000円
勝率 48.0 %
損益合計 +16,000円
勝率 52.0 %
損益合計 -32,000円
勝率 46.0 %
損益合計 -28,000円
勝率 46.5 %
損益合計 -58,000円
勝率 42.7 %

多少のばらつきがあるが、平均して負け越している。とくに金曜日の勝率が著しく低い。

なぜ、ランダム売買で、こうも負け越し傾向が起きるのか?
実は、これは、買いから入り、同じ値幅を取っていることが関係している。

理論上、上下の値幅が同じだと、勝ち負けの確率は50%になるので、その期待値を計算してみよう。

価格が1000円の株を、10%で利確、10%で損切りしたとして、計2回のトレードで、勝ち負けがそれぞれ一回づつ発生したとき、

(1)一回目に勝って、二回目に負けたとき

一回目 1000 × 110/100 = 1100(円)
二回目 1100 × 90/100 = 990(円)

(2)一回目に負けて、二回目に勝ったとき

一回目 1000 × 90/100 = 900(円)
二回目 900 × 110/100 = 990(円)

いずれの場合も、計二回の取引に対して、1%ずつ平均して損をしていることが分かる。
言い換えると、株価が10%上がった後、同じ10%分だけ下げると、なんとなく元の株価に戻るように考えてしまいがちだが、
実際は、元の株価よりも下落補正がかかってしまうのだ。

すなわち、デイトレーダーのように、

取引を重ねれば重ねるほど、お金を回転させればさせるほど、

下落補正により損をすることになる。

(仮にテクニカルによる勝率補正があったとしても、売買を増やすことにより、これも勝率50%に近づいていく)

ただし、これは買い方に限ったこと、

これと正反対のことを売り方がした場合のシミュレーションが以下である。

損益合計 +88,000円
勝率 52.2 %

以上を見れば分かるように、デイトレードを含め、ランダムに売買することにおいては、売り方の方が有利であることが分かる。

短期でリバを狙いたいなら、間違っても「買い」から入ってはいけないのだ。

同様のことは、ブルベア型投信の売買でも言える。これらは、長く持っていれば持っているほど、下落補正がかかってしまうので、長期目線で買ってはならない。)
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