DRAGON'さんのブログ
ポスコ溶融炉爆発、内部で起きていた
まぁ25日のニュースだからちょっと古いですけどね。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/03/25/2013032500950.html
”鉄鋼大手ポスコの浦項製鉄所第1ファイネックス工場で22日に起きた爆発事故は、当初のポスコの説明とは異なり、厚さ1メートルの溶融炉壁面の内部で起きたことが24日までに確認された。ポスコは「溶融炉自体に問題はなく、外部の付帯施設が損壊しただけだ」と一貫して主張しており、事故の規模を小さく見せ掛けようとした疑惑が浮上している。
本紙の取材によると、爆発事故が起きた第1ファイネックス工場の溶融炉は高さ28.8メートル、直径13-15メートル、厚さ1メートルの大きさで、地上から約5メートルの高さに周囲を取り巻くように26カ所の穴がある。穴には長さ89センチメートル、直径83センチメートルの大送風口、長さ30センチメートル、直径27センチメートルの小送風口が扇状につながっている。この小送風口に高熱の空気(酸素を含む)注入パイプをつなぎ、溶融炉の中に空気を吹き込む仕組みだ。
爆発原因について、ポスコ側は「送風口の出口が詰まって圧力が高まり、溶融炉と送風口が接する部分で爆発が起きた。送風口は溶融炉に設置されている付帯施設であり、溶融炉は破損していない」と説明してきた。しかし、送風口の出口部分を納品したソウル・エンジニアリングの関係者は「送風口は溶融炉の表面鉄皮に溶接し、壁面に埋め込まれた構造物であり、送風口との接合部分は溶融炉内部にある。その部分が爆発したとすれば、当然溶融炉が破損する」と指摘した。ポスコの溶融炉が一部でも破損したのは今回が初めてだ。浦項市民は「先日は山火事に苦しんだが、今度は浦項の夜空を明るく照らすほどの大火事が起き、不安感が高まっている」と話した。
小送風口の出口が詰まった原因は調査中だ。ポスコ側は「小送風口周辺の耐火物に亀裂が生じ、断片が出口をふさいだ可能性もあり、純銅製の小送風口の出口が溶解してふさがった可能性もある」と説明した。鉄鋼業界からは「純銅が溶けて出口がふさがったとすれば、溶鉱炉内の温度調節装置、壁面内部に埋め込まれた冷却装置が故障した可能性もある」との声が聞かれる。
爆発が火災へと発展し、被害が拡大したことをめぐっては、ポスコの初動体制に問題があったためだと指摘されている。ポスコは「溶融炉で沸騰していたコークスが漏れ、周辺の引火物質が発火した」と説明しているが、業界関係者は「1500度以上の溶融炉周辺に引火物質があったことに納得がいかない。常に熱を発する高炉周辺は最も安全注意レベルが高い場所だ」と話した。
大邱保健大消防安全管理学科の崔泳相(チェ・ヨンサン)教授は「酸素注入過程で爆発したため、空気中の酸素濃度が高まり、炎が急激に大きくなったとみられる」と指摘した。炎は20メートル以上の高さに達し、消防は約1時間にわたり接近できなかった。
ポスコは被害規模も過小発表した。ポスコは事故当日の財産被害が1000万ウォン(約85万円)に満たず、1日後に操業が再開できると説明した。しかし、消防当局は送風口など溶融炉設備を除く被害額だけで9400万ウォン(約790万円)余りだと推定している。溶融炉周辺にあった自動車9台、建物の外壁なども燃えた。
事故発生から3日目の24日午前0時まで、ポスコは溶融炉の送風口の交換作業など補修工事を行った。消防、警察などの点検を受け、試験稼働を経て、正常操業を開始するにはさらに2-3日を要する見通しだ。”
ポスコの火災の話は知っていたのですが、一応、結論らしきニュースが出たようなので。
まぁやっぱり爆発していたらしいですね。(被害隠しは株価対策とかですかねぇ?)
普通に考えれば炉と、その周りは当然交換になるんじゃないですかね。
鉄とか入っていれば冷えて固まった場合(コークス燃やしているなら多分入っているし固まっているだろうけど)、炉ごと交換する羽目になるんで、送風口の交換から更に数か月とか数年単位で修復作業が必要なんじゃないんですかね?
まぁ炉は一基だけじゃない様ですから、周りの施設を使って生産活動は出来るでしょうが…ね。
-
関連銘柄:
KDX200(1313) ポスコ(5412) -
タグ: