金【上抜けてこないと、再びレンジ相場の下限へ?】

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

19日の東商金日中取引は、18日のNY金相場が、キプロスの銀行預金削減措置をきっかけに欧州不安が再燃した事から3日続伸した事に加えて、為替相場が円安・ドル高に振れている事を背景に手仕舞い買い先行し、前日比75円高の4,940円で始まった。その後は、NY金時間外取引が1,600ドル台はキープしているものの伸び悩んでいる事などから、買い一巡後は決め手に欠き、売り買いが交錯し揉み合いとなった。

本日の東商金夜間取引は、国内が休日の中、19～20日に開催される米連邦公開市場委員会（FOMC）が注目されるが、バーナンキFRB議長の会見や声明文で金融緩和の早期解除観測が後退するか否かで相場は大きく動くと考えられる為、結果を見極めたいと言うムードが広がり、ポジション調整の動きが強まると考えられる。NY金は1,610ドルから上には、幾つかの抵抗線が存在するが、上抜けてこないと、再びレンジ相場の下限へと向かう可能性がある。本日の注目経済指標は、（18：30）英2月消費者物価指数［前月比・前年比]、（19：00）独3月ZEW景況感調査、ユーロ圏3月ZEW景況感調査、ユーロ圏1月建設支出、（21：30）米2月住宅着工件数、米2月建設許可件数となっている。


夜間取引レンジ　4,888円～4,980円　

池末

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