[ブリュッセル 26日 ロイター] 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は26日、イタリアは持続不可能な水準にある公的債務を減らすことのできる成長・雇用促進策を実施する必要があるとの見解を示した。
イタリアでは総選挙結果を受けて政局の混迷が深まり、株価が下落する一方、政府債利回りは急上昇している。
欧州委のベイリー報道官は定例記者会見で「市場は望み通りに反応する自由がある。欧州委に関する限り、イタリアが持続不可能な債務水準引き下げに必要な成長および雇用の課題を引き続き遂行できる政治的多数派を確立すると確信していると強調したい」と述べた。
2012年のイタリアの公的債務の対国内総生産(GDP)比は127%だった。
[ワシントン 26日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は26日、上院銀行委員会で証言し、FRBの債券買い入れは明らかに効果が潜在的コストを上回っているとの認識を示した。
また、3月1日に迫る歳出の強制削減について、先の増税も踏まえれば景気回復への「著しい向かい風」になる恐れがあるとして、議会に発動回避を求めた。
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