「真匡会」医療機関債詐欺で別の医療法人でも販売

[arama-さん]

東京の医療法人「真匡会」が、医療機関債を高齢者らに不正に販売し現金をだまし取っていた事件で、逮捕された男らは別の２つの医療法人でも同様の医療債を販売していたことが警察への取材で分かりました。

　６日、詐欺の疑いで逮捕された幸松秋司容疑者（４１）ら１０人は、「元本は保証する」などと偽って、お年寄り５人に東京・新宿区の医療法人「真匡会」の医療機関債を販売し、およそ４６００万円をだまし取った疑いがもたれています。幸松容疑者は６日、指名手配された川野伝二郎容疑者（４７）とともに、医療債の販売会社「共同医療事務センター」を実質的に経営していたとみられます。

　警察によりますと、幸松容疑者と川野容疑者らのグループは、真匡会のほかにも山梨県の「みらい会」や埼玉県の「心の絆」といった医療法人の医療債を発行し、およそ８億３０００万円を集めていたということです。これら３つの法人の医療債をめぐる被害者総額は２１億円に上るということで、警察は資金の流れなどを追及する方針です。（07日11:37）