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逆張りとは順張りの別名なり

「逆張り」というものの中身は、実は「このチャートは下がりすぎているが、この会社の業績、内容、業種から見てどうも変だ。上がるに違いない・・・」であろう。チャート分析は全部の会社が同じようにこの世に存在しており、皆同じ浮き沈みをしていると考えることになるが、会社というものは千差万別、別種、別類、別惑星の「生き物」と言って過言ではない。それを同じと考えるのは、ややはずれる。

 

 始めに言ったように、「どうも下げ過ぎている」というのはその会社の内容を見ているからだ。つまり、大きく見れば、全体に上げているはずのところだから「買おう」となる。順張りと言ってよい。

 

 そうして、あまり欲張らず、「もっと行けるだろう」と思った瞬間に全て売る。「明日はきっと」などと思ったら、全部ロスカットもありで切る。欲張ることと希望を持つことは「塩漬け」の第一歩だ。しかし、塩漬けは大概、チャートでもどんどん挙げている最中に買うことによって生まれることがほとんどだ。つまり、付和雷同の欲が原動力となっている。

 

 投資は、私は大きな目で見て順張りだけをやっている。

そして、大きく目を見張るためには、読むしかない。

ウォーレン・バフェット氏は「どうしたらあなたのように投資術を上げられるのか」と問われた時に、

「かたっぱしから読むことです」と答えた。

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