習近平氏 池田大作・創価学会名誉会長を通じ日中協議要請か

[DRAGON'さん]

　もし、これが本当なら中国の外交のパイプって余程、乏しいんだなぁと。

　http://www.news-postseven.com/archives/20121124_155763.html

　”親中派として知られる池田大作・創価学会名誉会長を通じて、中国は沖縄県の尖閣諸島問題について「領有問題や共同管理に関する日中間の定期協議」などについて、両国間で話し合いができるよう政治的、社会的な環境整備を要請していたことが分かった。

 

　このほど中国共産党の総書記に就任し、対日強硬派といわれる習近平国家副主席が指示したもので、習氏は日本側が話し合いを拒否すれば、これを口実にして、軍事的手段も辞さない構えだ。香港の中国筋が明らかにした。

 

　創価学会は8月中旬、次期会長との呼び声が高い谷川佳樹副会長を団長とする訪中団を上海市に派遣。「池田大作写真展」の開幕式に出席するためだが、その後、谷川氏は中国外務省関係者や李小林・中国人民対外友好協会会長と非公式に会談した。

 

　当時は香港の民間団体メンバーが尖閣諸島に上陸するなど尖閣問題で日中関係が悪化していたことから、李氏から谷川氏に「池田名誉会長の力で、両国間で協議の場を持てるような環境整備ができないだろうか」と持ちかけられたという。

 

　李氏は故李先念・元中国国家主席の娘。夫の劉亜洲氏は中国国防大トップの同大政治委員で中国人民解放軍上将という最高位の称号を持つ軍最高幹部の一人だ。習副主席とは同じ太子党（高級幹部子弟）勢力に属し、二人の関係は極めて近いことから、同筋は「李氏の要請は習副主席の意向が働いているのは確実だ」と指摘する。

 

　谷川氏は帰国後、池田氏に李氏との会見内容を報告。池田氏は、大規模な反日デモが収まった10月に入って、公明党を通じて、尖閣諸島問題に関して日中間で話し合いが持てるようにできないか検討を命じたとされる。同筋によると、創価学会側は駐日中国大使館の程永華大使ら大使館幹部と協議し、非公式に日中間の話し合いの必要性を自民党などに打診する方向で検討しているという。

 

「習副主席は8月に創設された対日外交指導小組のトップでもある。その一方、対日強硬派で、尖閣問題では『軍事的手段も辞さず』との立場。対日工作が不首尾に終わっても、軍事的手段強化の口実ができるだけに、硬軟両様の構えで事態に臨む構えだ」と同筋は指摘する。”

　まぁ荒唐無稽な話っぽいですよね。幾らなんでも創価を通して公明を経由して日中会談とか。

　どの辺りまで本当やら。与太臭いよね。

 

　いや、思考実験してみたけど、こういう話が出るほど手詰まり感があるんでしょう。日中関係に。

　（特に中国側に）

 

　まぁ思考実験の内容を書いて置くと…。

 

　前提として、これが本当だとして…

　…可能性としては次は自民が政権与党だと思うので自民党への搦め手のつもりなのか。それとも単に日本政府へのパイプが乏しいのか。

　どちらかと言えば後者、最近の反日行為で細かったパイプがぶった切られた（親中派が中国の行動を弁護し辛い状況になっている）可能性の方が高いのかな？

　ただ、これが本当に実現したら公明党にしても中国の取次をした事が、どういう経緯でってのを国民が知る訳だから日本人から公明党が嫌われる可能性（反日国家と繋がりが有る政党ですから）が出て来る訳でそうすると公明党にとっては迷惑な話だと思うんですがね。

　自民党側もそう。政権与党にいた党だから勝手に密談してばれた時の怖さは骨身にしみて分かっている筈。

　（民主党は、その辺り分かって無かったから馬鹿みたいに政治家飛ばして秘密の下ごしらえやっていて、捕まった下っ端が結構何の目的で行動しているのかってマスコミに問われていたけど）

 

　…要するに会談のセッティングそのものが難しい気が。

　公式に要請が来てない限り、とぼけていればそこから先の手が打てないわけですし。

　（つまり大義名分の無い相手は、そこから先の圧力とか軍事オプションとかの手が打ちにくい状態になる）

 

　大体、中国の対日強硬が進めば中国にとって都合の悪い方向へ日本の世論が纏まりかねないし。

　少なくとも最近アジアの国全部から嫌われまくって来ているのにより一層の団結へ結びかねない。

　何かとアメリカの干渉も強まるでしょうし。

　…その辺りを分かって無い程、アホなのか。もしくは裸の王様の可能性も無い訳じゃないでしょうが普通に考えれば習近平には、それしか手札が無いから頑張っている可哀想な状況なのかなぁって気もしていますが。

 

　そうやって考えて行くと、中国に日本に会談のテーブルにつかせるほどの手札は現在は軍事オプションって言う手札位で、それをやるデメリットが分かっているから使うと言うブラフ（ブラフでもデメリットの方が高い訳ですが）を使っている。

 

　後は乏しいパイプを駆使して何とか席に座らせる準備はしているけど、道は結構険しい…。

　そういう手詰まり感が、この記事になったのかなぁなんて自分は考えたりしています。

 

　…まぁ真実は謎ですけどね。