その中で言及された米国での調査研究結果は、是非こちらでもご紹介しておきたい。
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調査対象 1979〜1989年生まれの子供3975人
小学校三年時で、読む能力が普通よりも劣っていた者は、普通以上に比べて高校卒業率が三分の一、またさらに貧困が加わると十三分の一だった。
小三は成長の一種の転換点で、その頃から言語を媒介として様々なことを学び始めるため、である。
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確かに私の限られた体験を振り返ってみても、読んだり書いたりの能力に難がありながら学業成績は優秀という生徒、にはお目にかかった記憶が無い。
全く余計なお世話ながら10歳未満のお子さんがおいでになる方なら,株如きでチマチマ儲けるよりも,子どもに読む能力をしっかり身につけさせる方がはるかに大切,と私は考える。