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ボージョレ・ヌーボーが史上最悪の不作で値上がりの懸念広がる

11月15日午前0時に解禁される仏ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が、品不足により例年より値上がりする懸念が出ているようです。

原料となるブドウの収穫量が、天候不良による不作で想定の半分程度と「史上最悪」(仏ボージョレーワイン委員会)になったためで、輸入業者は、注文に応じた量を確保できるか気をもんでいる状況のようです。

 

仏ボージョレーワイン委員会によると、原料となる仏ボージョレ地方のブドウ、「ガメイ種」の収穫量は、最盛期の9月下旬でさえ、例年の半分以下だそうです。

最大の原因は天候不順で、夏場は低温で、雹が降ったほどだったそうです。

 

ただブドウの品質そのものは、よく熟すことができて健全で、新酒の仕上がりは例年並みのうまさになるとみられるだけに、供給量が逼迫することが心配されるとのことです。

 

昨年実績で輸入量が前年比10%増だったサントリーHDは、今年は減少する見通しのようです。

アサヒビールも微減とする計画で、メルシャンもほぼ横ばいにとどまるようです。

 

品薄によって高まるのは価格上昇の圧力で、中堅輸入販売の「カーヴドリラックス」は輸入量が3割減の見込みであり、しかも、生産者側から2度にわたり計約3割の値上げを求められたそうです。

 

発売元がどんな価格設定をしてくるか、注目ですね。

 

2502:1,933円、 2503:1,033円

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