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反発のタイミングを探る週

各国の金融対策発表以降、市場は全体的に下落の方向に動き続けています。この後上昇トレンドが形成されるかどうかは分かりませんが、目先の動きとしては昔からある相場格言「期待で上昇して事実で下がる」の通りの動き方となっています。この相場格言は短期トレーディングするときには良く当てはまる傾向がありますので、他の相場格言よりも耳にする機会が多いですね。
さて、ファンダメンタルズ的には各国の対応から上昇を期待しても良い相場となっていますが、目先は株価が下げています。一見矛盾した動きですが、ファンダメンタルズ要素は長期の動きを分析するために使うもので、数週間程度の動きについてはテクニカル分析の方が良く当たる傾向があります。
テクニカル的にはQE3が発表された日がピークになっていて、ボリンジャーバンドやRSI、移動平均線乖離率といったメジャーどころの短期指標が軒並み買われすぎの水準にありました。このため、先々週以降は少なくとも短期的なトレーディングをするのに適した地合いではかったと言うことができるでしょう。長期的な投資をするにしても、短期的には下がることがほぼ確定的な状況でわざわざ買う必要はなかったと考えられます。
しかし、先週と今週頭の下落で短期的な指標はだいぶ落ち着いてきており、まだ割安と言える水準とは言いにくいものの、買いのタイミングを探り始めても良い水準となってきています。トレンドの点から見ても短期的な上昇トレンドのサポートラインに相当するところまで株価が下がってきました。もし下落が続いたとしても8,500円付近のところには中期上昇トレンドのサポートラインがありますので、近いうちには大きな上昇が見込めそうな状況だと言えるでしょう。
目先は確かに弱い動きとなっていますが、上昇トレンドの定義に従って相場を見ていくと、まだ9月上旬につけた8,600円台を割り込んではいませんし、もしここを割り込んだとしても7月下旬の8,300円台までは距離があります。2つめのラインも割り込んでしまうと厳しいかも知れませんが、そうなったときのために備えるのがリスクマネジメントです。
ショートのポジションで参戦するには下値の余地が少なすぎると考えられますが、ロングのポジションを建てるのであれば絶好のチャンスとなる可能性が大きなタイミングです。順張り型のシステムでシグナルが点灯するのはもう少しと考えられますが、逆張り型のシステムを運用中の方はシグナルを見逃さないように注意しておきましょう。
今週の予定で重要なのは木曜日のECB会合とそれに続くドラギ総裁会見、それにその翌日日本で行われる金融政策決定会合、アメリカの9月雇用統計があります。ECB、日銀共に大きな発表があった直後なので特別に何か追加の動きが出てくる可能性は低いと考えられますが、何かサプライズで材料が出てこないとも限りません。また、アメリカの雇用統計は先月に続いて市場の動きを大きく左右する可能性があります。
ベストのシナリオは今週一段落下げる材料が発生して上昇への弾みがつく、という動きですが、先のことははっきりとは分かりません。仕掛け損なうことのないように準備すると同時に、逆行しても立ち直れる損失で済むようなリスク管理を行うように心がけましょう。
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