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負けトレードの平均損失

前回、前々回とトレーディングの売買基準を構成する四つのパラメータのうち、「勝率」、「勝ちトレードの平均利益」について解説してきました。残りは今回解説する「負けトレードの平均損失」と「売買回数(頻度)」です。これまでの解説でもおわかりいただけたと思いますが、この四つの要素は密接に関係し合っており、それぞれを独立してコントロールすることはできません。どんな取引戦略をベースにするかで基本的な関係性はほぼ決まってしまうんですね。
ただしチューニングの方向性として、どのような目的を持って調整していくのが望ましいかということについては知っておいて損はないでしょう。今回は負けトレードの損失率について解説をします。具体的にどうコントロールしていくのかについては個別戦略の性格によって全く異なりますので、今回は前回の勝ちトレードの平均利益についての解説同様、基本的な方向性を説明するにとどめます。
負けトレードの平均損失を考える上では、必ず勝ちトレードの平均利益との関係を念頭に置いておくことが重要です。陣取りゲームを想像してください。どんなにたくさん勝てたとしても、勝った場合に取れる陣地が1平方”センチメートル”、負けたときに取られる陣地が1平方”メートル”(10,000平方センチメートル)では勝負になりません。
また、勝率ももちろん重要です。買ったときには2平方センチメートル取れて、負けたときには1平方センチメートルを失う、という一見有利そうな条件でも、勝率が25%だったら、1回勝つ間に3回負けてしまうことになりますので、トータルでは2-3で負けとなってしまいます。
取引の種類にもよりますが、一般的には負けトレードの損失を小さくしようとすればするほど(厳しいストップを置くほど)勝率は下がり、負けトレードで大きな損失を許容すると勝率は上がります。このため、勝ちトレードでどのくらいの利益率を出せるのかを基準にして、負けトレードの許容損失量を決めていくと必然的に勝率や取引回数も決まってきます。取引頻度や勝率にこだわらないのであれば、バックテストを繰り返してバランスの取れているポイントを探るというのが最も簡単な調整方法です。
しかし、実際の運用ではではシグナルに従えるのかどうか、資金量はどうか、売買の頻度は自分にとって適切か、といった自分自身に「合っているか」という部分が特に重要です。次回は取引回数と絡めながらこのあたりの話をしたいと思います。
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