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初期調整とみられる市場

先週は週の半ばに日本銀行が緩和策を発表し、ポジティブサプライズとなって日経平均株価は大きく上げる場面がありました。しかし直近高値を抜けることはできず昨日は9,000円をやや上回る程度の水準で引けています。
ここ3週間ほど、市場にとっては大きなプラス材料が続いてきました。株価は8,000円台後半から一時は9,200円半ばまで上げたのですが、その後再び落ち着いてしまっています。恐らくは大きな上昇波の初期調整段階にある可能性が高いと考えられるのですが、欧州の問題は対症療法が発表されただけで根本的に解決したわけではありませんので、もう一段下げる可能性も否定できません。
先週もお伝えしたように短期の上昇トレンドを考慮すると8,800円程度の水準になれば値頃感が出て来るのですが、高勝率の逆張り型戦略が反応するのは恐らく8,600円近辺まで下がってからでしょう。どの水準で仕掛けるかによって取れるリスクが変わってくると思いますので、仕掛ける場合には柔軟に反応できるようにしておきましょう。
今週はさほど重要な指標の発表は予定されていませんが、水曜日にアメリカで予定されてい8月の新築住宅販売件数は横目で構いませんので見ておきましょう。ここ数ヶ月はアメリカの住宅市場は底を打って上昇に転じたと見られる動きが続いており、今回のFOMCでもこの住宅セクターに対して資金の供給が行われることが発表されています(MBSを毎月400億ドル購入)。アメリカにとって住宅市場の改善は経済の根幹そのものが立ち直る事を意味します。ここで復調が確認されれば緩和策と相まって引き続き上昇を追う展開につながると考えられます。
アメリカの市場は比較的順調に推移しているのですが、日本の株式市場は世界的に出遅れた形になっています。いつもであればここで上昇に追いついていく動きが期待できるのですが、中国関連のリスクが大きくなっていることと、アメリカでの緩和発表によって日本円に上昇圧力が働いているため(市場を見ていると日銀の緩和でもこの圧力は抑え切れていないようです)、停滞が続いてしまう可能性も否定できません。
緩和=買いと反射的な対応をせずに、しっかりとリスクマネジメントを行って安全第一のトレーディングを心がけてください。
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