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QE3への期待が高まる相場

先週はECBによる国債無制限買い入れの発表があったり、アメリカの雇用統計が悪化したりと大きな動きのあった週でした。ECBの発表に先駆けては株価が思ったよりも下がらず、転換点型の逆張り戦略を運用していた人は買い損ねた方もいるかも知れません。逆にごく短期の戦略を運用している方は良い思いをしたのではないでしょうか。
テクニカル的には先週末に75日移動平均線を割り込み、下落転換もあり得る状況ではあったのですが、さすがにECBからの発表はこれをひっくり返すだけの十分な力があり、翌日の雇用統計がふるわなかったにもかかわらず、週明けの日経平均は75日移動平均線を越えた価格で推移しました。
このまま株価が上昇していくシナリオと、再び下落に転じるシナリオがあり得るのですが、トレンドを見てみると中期の上昇トレンドの上側のラインが9,300円付近にあるため上昇したとしてもこのラインを抜けられるかどうかがポイントになりそうです。一方下落に転じる場合も同じトレンドのサポートラインが8,400円付近にありますので、ここを割り込むか否かが焦点となるでしょう。
どちらに動くかは材料次第なのですが、今週予定されている大きなものとしては12日のドイツの憲法裁判所がESMと新財務協定についての判断を下します。ほぼ間違いなく合憲との判断が下されると思いますが、もし万が一違憲との判断になればESMの稼働に大きな壁ができてしまいますので、この場合市場は大混乱に陥ることになるでしょう。
また、翌日にはアメリカでFOMC後のバーナンキ議長記者会見が予定されています。政策金利は据え置きの見通しですが、今回の焦点はQE3です。先週の雇用統計の数字が悪かったことを受けてQE3の実施を確実視する声が一部アナリストから出ており、もしQE3が見送られれば市場は下落することになるでしょう。
私たちの見通しとしてはESMは合憲の判断が下され、QE3は見送られる考えています。しかし、どんな結果であれ市場がそれをどのように受け取ってどう動くかが全てであり、事前に予想をたててポジションを持つことはお勧めできません。信頼のできるシステムに従っているのでなければ、材料が出る前は手仕舞い、材料が出てから市場の動きを確認して仕掛けるのが最も安全な投資方法だということは覚えておいてください。
大きな材料が多く、今週も先週に引き続きボラティリティの高い動きが予想されます。リスク管理には十分注意しておきましょう。
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