【今週の相場『勘』（2012/09/03～07）】

[KJ_FXtechnicalさん]

さて、今週の相場『勘』ですが…

先週金曜日のバーナンキ議長講演を終え、
今週はビッグウィークの到来ですね。
講演が始まるとチョッピーな動きがありましたが、
結果的にストレート通貨ではドル売りの流れに
収束した雰囲気です。

来週の注目点として、6日のECB理事会が
挙げられると思います。欧州の問題はいつも
各国首脳の意見対立が相場に大きく影響を
与えてきました。
今回の理事会でも、それぞれの主張に隔たりがあり、
進展が見込めないとなると、EURネガティブな
要因となることは否定できません。

そんな中で、各種指標はそれほど前向きな
結果とはならなそうな予想が多いです。
米指標が悪ければ現状ではリスクオフというよりも
単純にUSD売りでの反応ですので、そういう意味では
EURやGBPの支援材料になる可能性もありますね。


【テクニカル分析（日足）】

USDJPY
金曜日に今まで何とか維持してきたサポートラインを
下抜けしてしまいました。結局一目基準線を明確に
上抜けできませんでした。これをもってすぐに78円割れを
イメージするのは尚早かもしれませんが、上昇の勢いが
削がれた可能性は否定できません。

今週の米指標は弱めの予想が目立ちます。
悪いとUSD売りに繋がりやすい地合のなか、
下方向の勢いに押される展開でしょうか。

EURUSD
ついに一目均衡表の雲を突破。チャート的には
引き続き上方向の勢い持続です。
1.25辺りがサポートになっていますので、軽い調整の場合は
この辺りで反発するような動きになりそうです。
ただやはりEURは域内での政策対応への合意形成が
取れていませんので、要人発言などで急に動くことが
あるでしょうから、欧州時間の動きには注意です。

GBPUSD
こちらも買い継続のチャート。だいぶ上げてきていますので
そろそろ感も漂いますが、GBP売りの材料が出てこない限りは
USDの流れの中、上値追いになりそうです。
6日（木）のBOE政策金利発表に注意です。

AUDUSD
下落傾向継続。金曜日は一目雲の上限で何とか反発。
ただ、一目転換線と基準線のデッドクロス、遅行スパンが
実体線を下抜けとニ役が暗転しています。
今週は4日（火）の政策金利発表後の総裁会見で更なる
緩和余地が言及されれば下押し材料になるでしょうし、
小売やGDP、更には雇用統計まで、弱めの予想が
並んでおり、あまり前向きにはなれなそうな展開かと。


今週も大きく動く場面がありそうですが、テクニカルに
忠実に無理なポジションを取らないように気をつけたい
ところです。



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