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大津いじめ 市長「事実明らかに」 元裁判官ら 第三者委初会合
大津市の中二男子自殺で、自殺の原因を考察する外部有識者による第三者委員会の初会合が二十五日、大津市役所で開かれた。越直美市長は冒頭「学校や市教育委員会の調査は不十分でずさんだった。再調査で事実を徹底的に明らかにしてほしい」と述べ、いじめの背景や自殺に至った経緯の解明に期待感を示した。再発防止策を含む報告書を年内にもまとめることを目標にするという。
大津市では当初六人で発足予定だったが直前に一人が辞退し、五人が出席。市が日弁連から推薦を受けた元裁判官で弁護士の横山巌氏を委員長、遺族側が推薦した弁護士の渡部吉泰氏を副委員長に選んだ。委員の人選に遺族側の意向を反映させるのは異例で、教育評論家で法政大教授の尾木直樹氏は「大津だけの問題ではない。丁寧で公正、公平な調査をしたい」と語った。
初会合は冒頭の約三十分間を除き非公開とされ、事務局は「個人情報を扱うため、マスコミの前では活発な議論ができない」と理由を説明。今後の会議の公開はその都度決定する。月二回程度で次回は二十六日に開く。
委員五人のうち残る二人は、京都教育大教授の桶谷守氏と和歌山大教授の松浦善満氏。
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