2012年8月22日 05時27分
日本たばこ産業(JT)本社ビル
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の欧州不正対策局(OLAF)は21日、EUが制裁対象としたシリアのアサド政権に近い企業に、日本たばこ産業(JT)がたばこを不正に輸出し、対シリア制裁に違反した疑いがあるとして、JTを調査していることを明らかにした。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、JTが安価で輸出したたばこが、政権に従う民兵集団に賃金代わりに支給されたり、国際的な制裁下にあるアサド政権の資金源となったりした可能性があると指摘している。