arama-さんのブログ
我こそ福男 宮島で玉取祭
廿日市市宮島町の厳島神社に約400年前から伝わる玉取祭が18日、開かれた。大鳥居前の海上に掲げた幸運の宝珠(ほうじゅ)を、地元の男たちが奪い合った。
満潮を過ぎた午前11時前、高さ8メートルのやぐらからつるした台に、神職が直径21センチの宝珠を載せると、ふんどしや水着姿の36人が一斉に海へ。数人で肩を組み、上に乗った1人が宝珠を狙ってジャンプ。何度も失敗して水しぶきを上げた。
約10分後、台に飛び移った飲食店員一丸京平さん(23)が宝珠を投げ落とした。人力車で観光案内業を営む北川麻世さん(30)が拾って神社に運び、2人が今年の福男となった。
一丸さんは3年連続4回目、北川さんは初めての福男。2人は「島が一層にぎわい、商売繁盛につながれば」と願っていた。
【写真説明】宝珠を載せた台に飛びつく参加者