北海道などによると、札幌市の老人ホームに入所していた同市の100歳代の女性が11日、腸管出血性大腸菌O157に感染し死亡した。同じホームなど高齢者向けの10施設に入居する約90人が腹痛や下痢の症状を訴え、うち約70人が入院した。
札幌市などによると、女性は下痢や発熱の症状が出たため8日に市内の病院に入院し、11日午前死亡した。検査で便からO157を検出した。他に症状の出た14人からも検出している。
10施設は札幌、江別、苫小牧、千歳の4保健所管内にあり、5施設は札幌の老人ホームだった。
道や札幌市は、感染症と食中毒の両面から原因を調べている。