ロ宗教団体、子供２０人幽閉 地下生活１０年、指導者拘束

[arama-さん]

2012年8月10日 23時17分

　ロシア・タタルスタン共和国カザニで発見された地下壕がある現場（タス＝共同）

 

 

　【モスクワ共同】ロシア中部タタルスタン共和国カザニで新興宗教団体のメンバーら約７０人が最長で約１０年、地下壕で暮らしているのを当局が発見した。うち約２０人が子どもで、事実上幽閉されていた。検察は教団幹部らを拘束、捜査を始めた。ロシア通信などが１０日までに報じた。

　教団は自らを「預言者」と名乗るファイズラフマン・サタロフ容疑者（８３）が率い、地下壕は「独立イスラム国家」だとされていた。

　地下壕は迷路のように入り組んでおり、不衛生で暖房も明かりもない。容疑者はメンバーが外部で医者にかかることや、子どもたちが学校に行くことなどを禁じていた。