胴上げに蹴り、認める供述 広島の中３骨折

[arama-さん]

　広島市安佐南区の市立中学３年男子（１５）が同級生を膝蹴りして腰の骨を折ったとして傷害容疑で逮捕された事件で、男子が安佐南署の調べに対し、容疑を認める供述をしていることが１０日、同署への取材で分かった。動機について「（被害生徒の）声が小さく、いらいらした」などと説明しているという。

　安佐南署の調べでは、男子は６月２２日午後１時１５分ごろ、校内で友人たちと同級生の男子生徒（１５）を胴上げするように投げ上げ、落ちてきたところを膝蹴りし、腰の骨を折る約６週間のけがを負わせた疑い。

　男子は８日に逮捕された際、「胴上げしていないし、蹴ってもいない」と否認していたが、９日に一転して認めたという。市教委や学校によると、男子は以前にも被害生徒に暴力を振るったことが分かっている。同署はいじめが繰り返された疑いもあるとみて捜査している。

　同署は１０日、男子を傷害容疑で送検した。