ルーレットの赤黒に賭けるような、50%のギャンブルに対して負けた時、
次は倍、また負けた時はさらに倍と、勝つまで倍掛けすれば、いずれ勝てると考えたことはないでしょうか?
この方法は「マーチンゲール法」といい、50%のギャンブルに対して有効とされています。
必勝法と言われていますが、本当でしょうか?
検証してみましょう。
ゲームはルーレット、赤に毎回賭ける。
1回目は1000円から、負ければ倍、倍と増やす。
負け連続回数 1,2,3,04,05,06,07, 08, 09、10・・・・・・20・・・・・・・・
掛け金千円単位 1,2,4,08,16,32,064,128,256,512・・・・・・524288・・・・・・
掛け金合計 1,3,7,15,31,63,127,255,511,1023・・・・・1048575・・・・・・
上のことから、1回目で勝っても5回目で勝っても必ず1000円勝てます。
しかし9回連続負けたら次は51万2000円賭けなければなりません。
そこでやっと当たって払い戻しは102万4000円、しかし掛け金合計は102万3000円なので、
やっぱり1000円しか儲からない。
20回連続では5億2428万8000円賭けることに・・・・「そんなにハズレないって?」
いやいや、世界記録では、黒が27回連続出ていますよ。怖いですね~
この方法は、無限の資金ががあることが前提です。
普通の人は、倍倍と増えていく掛け金に耐えられません。
そして掛け金が無くなった時、酷い負けとなるのです。
つまり、マーチンゲール法は、勝った場合は1000円づつしか勝てないのに対し、
金が続かず負けた時は大破局するのです。
1円から初めても同じですよ。
どこで当たっても1円しか儲からないので、この方法で1万円儲けようとすると、
この危険な勝負を、1万回も勝たなければならないという事です。
マーチンゲール法は、続けていればどこかで必ず破産する「逆宝くじ」なのです。