クギの大きく開けられたギャラクシーでの20万という大負けから一夜。
こんなに出なかったのは10年間でこの1回かぎりだった。
昔の台(手打ち、羽物、一発台、権利物)は、今の台とは違いクギがすべてと言っても過言ではない。
本来、朝クギを見ただけで今日の儲けが、解ってしまうぐらい正確なものなのです。
大負けの次の日、朝から並ぶ。
開店10:00に入ればあの台は、昨日最後まで打っていた私に打つ権利がある。
一番怖いのは、クギを閉められること。
出なくてもボーダーラインをはるかに超えた回転数の台は、閉められることがある。
昨日、閉店前に店長と話したことで、私がこの台で打つことは明白。
そんな意地悪は、しないと思うが不安であった。
そんなことを考えているうちに開店時間、昨日打ったギャラクシーへ走る。
「良かった。クギは同じだ!」
焦る気持ちを落ち着かせ、いつものように、すべての台をチェックする。
やっぱり今日もこの台が一番良い。
打ち始めると、すぐに当たってくれた。
この台は一回交換、6000発の玉をレシートに換える。
その後も順調に当たり続け、閉店までには、昨日の負け分より勝っていた。
昨日から諦めずに、最後まで「勝利の方程式」を追い続けた事によって得られた勝利だった。
時代も代わりパチンコからは足を洗ったが、今は「株をしている」。
株の「勝利の方程式」は、まだ見つかっていない・・・