本日の夜間立会見通し

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

金【8月2日の満月が変化日か？】
30日の東京金相場は、先週末の27日のNY金相場が、ドラギ総裁を始めとする欧州中央銀行（ECB）関係者から、ユーロ防衛や債務危機回避に向けた発言が相次ぎ、8月2日に開催の理事会で何らかの対策が示されるとの思惑が広がった事や、明日からの米連邦公開市場委員会（FOMC）での、追加金融緩和（QE3）見送り観測（9月のFOMCでの期待が大きい）が材料視されておらず、欧州債務懸念の後退を背景に上伸した。これを受けて東京市場は、手じまい買いに高寄りしたものの、その後は、NY金時間外取引の伸び悩みと利食い売りに押されて、上昇幅を縮小し、4,095円を挟んだ展開となった。

今週は米国の重要な経済指標発表や欧州中央銀行（ECB）理事会と米欧のイベントが目白押しとなっている。市場の思惑通りに行けば、200日移動平均の1,660ドルを覗う展開が考えられるが、もしそうならなければ、失望売りに、1,600ドル割れを試す展開も考えられる。米欧の結果待ち状態に変化は無く、相場は結果を見極めてからでも遅くは無いのか？8月2日の満月が変化日か？

余談ではあるが、面白い世論調査結果が独週刊誌に掲載された、ドイツの51％が、同国はユーロ圏を離脱した方が現在よりも良い状況になると考えている事が分かった。ユーロ圏を離脱すれば現在よりも悪い状況になるとの回答は、全体の29％だった。また、ギリシャが緊縮財政の公約を守らなかった場合、ドイツはユーロ圏を出るべきだとの回答は、全体の71％に上った。つまり、公約を守らなければ支援は出来ないと言う事になる。

夜間取引レンジ　　　3,955円～4,123円

池末