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自分に合った売買規則

MDRの芝一樹です。
トレーディングで利益を出すための4要素、今回は売買規則について3つ目の要素にあたる、「自分に合った売買規則を持っていること」について解説したいと思います。見落とされがちなのですが、実はトレーディングを継続して行えるか否かはすべてこのポイントにかかっています。どんなに期待値の高い売買規則であっても、それを継続することができなければ絵に描いた餅でしかありません。このため、あなたのトレーディング人生を決める要素であると言ってしまっても良いでしょう。
確かに数回の取引で済むのであれば、我慢すれば多少相性の良くない規則でもシグナル通りに取引をすることは可能です。しかし、売買規則の優位性を引き出すためには、どんなに少なく見積もっても数百回はその規則に従って取引を行う必要があります。では、なぜ売買規則の強みを生かすためには継続して取引を行う必要があるのでしょうか。それは「売買規則の優位性」の根拠は統計によって導き出されるものだからです。
無料講座でも取り上げているコイントスの例を使って説明します。まず、表が出る確率と裏が出る確率はそれぞれ50%です。仮に表が出たら勝ちでとすると勝率は50%ということになりますね。ところが実際にコイントスをしてみるとよくわかりますが、数回程度では結果が表や裏に偏ってしまい、50%という数字にはなかなかなりません。しかし百回、千回と続ければそれぞれが出る確率は限りなく50%に近づくはずです。
トレーディングもこれと同じです。勝率50%ならもちろん、例え90%の勝率であっても連敗を喫するのはよくあることなのです。このため、売買規則が持つ本来の可能性を引き出すためには長期間にわたってたくさんの取引を行う必要があるのです。
では、そんな長い期間付き合うことになる売買規則が、自分と合っていなかったらどうでしょうか。例えば、株は上昇しているときに買わなければ危ないと考えている人が逆張り型のルールを運用したとすると、その仕掛けシグナル発生時には毎回下落の恐怖におびえ、自分の持っている相場に対しての考え方と葛藤しながらエントリーすることになります。逆に底値圏でなくては危なくて買えないという人は、順張りの、特にブレイクアウト型の売買規則を運用すると、すぐにでも下落に転じる可能性があると思っているときに買いでエントリーする必要があります。しかもそれが何百回もです。
あなたはこれに耐えられますか?すぐにシグナル以外の売買をしてしまうのではありませんか??もしかしたら多くの方はそんなことはない、単純にプロの売買手法と同じ方法を使えば勝てるはずだ、と考えているかもしれません。しかし、実際にそのプロと同じ売買手法を使うためにはプロと同じマインドセットを持つ必要があるのです。これは実際に相場で様々な売買規則を運用したことのある人にしかわからない苦痛です。もちろん自分のマインドやメンタルをコントロールし、この苦痛を感じなくすることは可能でしょう。しかしそれは簡単なことではありませんし、誰にでもすぐにできることではありません。トレーディングは待ったなしで毎日目の前にやってきます。そうである以上は、まずは自分の売買についての考え方を明確にして、それに合った売買規則を使うということが、規則から外れずにトレーディングを続けるための最も早いアプローチなのです。
「自分に合った売買規則を持っていること」というのは「自分が運用できる売買規則を持っていること」と言い換えることができます。これまで解説してきた「期待値が正」、「再現性がある」ということと合わせて、「自分が運用できる」ということは利益を出せる売買規則に求められる3原則と言うことができるでしょう。
しかし実際に相場に臨むには、これらのこと以外にもう一つとても重大なことがあります。次回はその「資金管理を行う」ということについて解説したいと思います。
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