固執する企業が自社の力を落とす?
固執する企業が自社の力を強くする?
SONYが歴史的株価低迷です
業績も歴史的な大赤字
SONYがウォークマン路線で世界の音楽好きの人達に売りまくっていたとき、アップルは連日、iPodをけんけんがくがくの社内ディスカッションしていた
そしてwebサービスと個人の音楽コレクションを統合する新アプリの iTunesを全世界に無料開放した
これが今日のアップルとSONYの運命をはっきりと分けることになった
アップルの売り方は定価販売、カタログや取り扱い説明書は作らないというやりかた
世界の人達はウォークマンよりも iPod を選んだ
定価で買ってももっと自分達の心の満足感が大きいと!
SONYの固執と大失敗
①アナログビデオで、ベータマックス方式に固執したが、東芝、三洋、NECがベータマックスからVHS方式に寝返りし大惨敗
レーザーディスクもVHDディスク陣営に勝ってはいたが、DVDの台頭でレーザーディスクは大惨敗し、DVDの開発競争では後手後手になり、DVDで首位を守れずジリ貧になった
②ウォークマンやミニディスクの技術に固執しすぎてアップルの iPod にポケットオーディオのシェアをすっかり奪われてしまった
③汎用メモリーのメモリースティックに固執しすぎて完全にSDメモリー陣営に負けた しかも自社製品にはメモリースティックのソケットしか付けなかった為、自社製品の売り上げにも多大な影響がでた
④液晶パネルの世界戦略で韓国サムスンと合弁で展開したがあまりの市場価格低下に対応できず、合弁会社設備をサムスンに買い取らせたためほぼ全ての液晶技術もサムスンに渡ってしまった
優れた技術に固執し、改革改善するのはとても良いことだが、顧客が望むものが何かということが判らないということは、自社製品の過去の栄光に固執してるだけではないか
明日はこれを買いたいという製品がひとつも無いのです!
つまり、量販店に置いてあるカタログが私には要らないのです!
ベータマックスのSL-J9 というビデオデッキを298000円で値引き無しで買ったときの胸躍る気分を、生きてるうちにSONY製品でもういちど味わいたい・・・・・・
そんな日が待ち遠しい^^;