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一段安となった日本市場

昨日の日経平均は大きく下げました。寄りつきを高値に、下落圏で推移し、引け直前には11年ぶりの安値をつけたユーロ(つまり円高)の影響で下げ幅を広げ、8,500円ちょうどくらいでの安値引けとなりました。
その後日経平均先物の夜間取引では一時的に8,450円近くまで下げましたが、ややユーロが戻ってきた事を受けて少し値を戻しています。
ユーロが安値をつけた直接の原因は、先週末の取引でスペインの国債利回りが直近では最悪の7.267%で引けたことにあります。バレンシア州が政府に支援を求めた事、国債の入札が低調だったことなど様々な要因があるようです。
すでに株価は安値の水準にありますが、スペインの危機は連鎖の入り口に立ったばかりで、カタルーニャ州、ムルシア州等も中央政府への支援要請をするのではないかと言われています。当然、昨日の国債利回りも過去最高を記録し、ついには2年債も7%が見える状況となってきました。
安易に安値だからと、根拠のないエセ割安株投資をしてしまわないように注意しましょう。RSIや移動平均線乖離率といった代表的な逆張りの指標も今のところはまだ中途半端な値で、積極的に買いを入れやすい水準ではありません。
とは言え、8,300円付近には6月に反発の契機となった長期上昇トレンドのサポートラインがありますので、逆張り型の売買プランを運用している方はそろそろ買う用意をしておく必要があります。
ただ、2010年から続いている中期の下落トレンドも有効と考えられ、この下落トレンドの下値目処は8,000円を若干割り込んだ水準にあります。6月の時の反発も長期上昇トレンドのレジスタンスラインをやや割り込んでからのものでしたが、状況次第では8,000円を割り込む可能性も否定できません。このため、単純な逆張りではなく、逆張りのシグナル発生圏まで下落したことを確認した上で、上昇の動きが見えたら買いを仕掛ける、といった戦略が最も安全といえそうです。
今週の予定で大きなものはアメリカのQ2のGDP発表でしょう。といってもGDPは事前予想がしやすいため、サプライズの材料となる可能性は低そうです。来週の7/31、8/1にはFOMCがありますので、スペインが噴火しなければ今週は比較的おとなしい州になる可能性もあります。
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