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ブログ

野田総理、それはないんじゃありません?

 野田総理の公式ブログ「官邸かわら版」なるものがある。どんなことが書いてあるかと言うと、最新の7月18日の「助け合い、支えあう心から」というタイトルの全文を引用します。

 四国から関東地方でも梅雨が明け、厳しい夏の暑さが本番を迎えました。身体が夏の暑さに慣れず、寝苦しい夜を過ごされた方も多かったのではないでしょうか。とりわけ、お年寄りやお子さんは、くれぐれも熱中症にご注意ください。

 九州北部豪雨は、まさにこれまで経験したことのないような、凄まじいものでした。亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

 時の総理の揚げ足をとるのはどうかと思いますが、こういうブログはどうなんでしょう。総理から「熱中症にご注意下さい」だとか「心からのお見舞いを」などと申し上げられても、嬉しくもなんともありません。やさしい人柄を印象つける配慮ばかりが先行して、Blogとしては平板すぎてなんの価値もないと言えば言いすぎでしょうか?
 Blogでは総理は国家のために何をしたいのかを熱く語って欲しいと思います。


 「官邸かわら版」には「総理の語録」 もあります。7月20日の総理の語録、「ありとあらゆることをやり遂げるという改革」にはこうあります。
 一体改革も、経済の再生も、行革も、政治改革も、「何が先か」じゃないんです。ありとあらゆることを今やらなければいけないんです。「増税の前にやるべきことがある」――非常に国民の皆様には響きのいい言葉だと思います。そう言い続けてずっと今日に来たんじゃないでしょうか。国難に立ち向かう政治をいま実現しなければなりません。国難から逃げる政治ではなくて、「増税の前にやるべきこと」ではなくて、そのことも併せていま、ありとあらゆることをやり遂げるという改革が日本に求められていると私は思っています。

 野田総理、それはないんじゃありませんか? 
 政策立案の最高責任者の言葉とも思えません。議会制の国では国会で議論して法案を通してはじめて実行できるのですから、政策課題に対する優先順位は絶対に必要です。そして総責任者はそれを何時までにするのかという期限も明示されるべきでしょう。
 「国難から逃げる政治でなく」には賛同しますが、「ありとあらゆることをやり遂げる」などという具体的政策も優先順位も実行手順も示さない政治手法には失望です。改革と言うからにはそれを阻む勢力もいるわけで、これでは彼らと戦えません。


Progress is a nice words.
But change is its motivator.
And change has its enemies. -Robert F. Kennedy
(前進という言葉は響きの良い言葉だ。だが、その原動力となるものは変革だ。一方で、変革は前進を阻む要素を併せ持つ。ーロバート・F・ケネディ)

 語録と言うからには、これぐらいの含蓄のある言葉を語ってほしい。


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