国内ビール各社が販売する缶入りの黒ビールが売れているようです。
家飲みの増加で缶ビールに多様性を求める傾向が高まっているうえ、すっきりとした味わいの新商品が需要を喚起しており、今年の国内黒ビール市場は前年比6~7倍にも拡大すると見込まれているそうです。
ブームの最大の立役者は、アサヒビールが国内トップブランドビール「アサヒスーパードライ」初の派生商品として4月に発売した黒ビール「アサヒスーパードライ ドライブラック」で、キレのあるすっきりとした味わいが当たり、20~30代男性を中心に新規顧客も開拓できたそうです。
年間販売目標を当初の200万ケース(1ケースは大瓶20本)から6月に300万ケースに上方修正したそうです。
サッポロビールも3月に発売した第3の『黒』ビール「麦とホップ〈黒〉」の年内販売目標を、発売時の150万ケースから4月に2倍の300万ケースに上方修正したそうです。
キリンビールも「キリン一番搾り スタウト」の1~6月の販売数量が前年同期比約4割増と好調だそうです。
アサヒによると、昨年の国内黒ビール市場は約100万ケースだったのが、今年は600万~700万に拡大する可能性があるそうです。
市場規模が増えたとはいえ、スーパードライは23年連続で1億ケースを超えているそうで、まだまだ小さな市場ですね。
それだけに伸びしろはあるかもしれませんね。