大津市の事件についての続報を読む。
「自殺前，教員等話し合い/校長会見「けんかと判断」」
日経 '12/7/15
なるほどそういう経緯だったのか，それならばそう学校ばかりを責めても仕方がない，とは全く思えない，校長等の実に不自然な言い草である。
> 校長「聞き取りが不十分で，大きな見落としであると感じている。」
「大きな見落とし」はその通りだが，その原因が「聞き取りが不十分」にあるともし心底考えているのであれば，「教育者としてお前の目は節穴か？」と問いたい。恥さらしも好い加減にしてほしいものである。
関係生徒の眼差しや表情，その場の空気で，事態の本質を見抜けないのならば，教師の資格は無い。断言。
また，担任と学年主任が協議。
> 最終的には「生徒同士のけんかで，いじめではない」と結論づけた。
もうこれは，いじめへの積極的な加担である。明らかに，力関係において，いじめの加害生徒に教師が負けてしまっている状況が容易に窺える。別の投稿でも述べたが，これは荒れた学校ではそう珍しいことではない。
それを以て「今どきの教員はなっていない」と感情的に叩くことは誰にでもできるが，生産的な議論とは言いにくい。
ただ教員の中には，いじめに加担してしまう者さえいるという現実は頭の隅にきちんと留めておく必要がある。
頼りになる教員や学校もあれば一方（あまり）そうではない教員や学校はある現状を知った上で，子どもを守る一義的責任は親にあることを念頭に，出来る限りのことをする，その覚悟を決める，しかないのではないか。
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