トヨタ、能登１９か所に充電スタンド

[arama-さん]

 

 

トヨタの友山常務役員（右）から充電スタンドの使い方を教わる谷本知事＝能登空港で

 

　世界農業遺産に認定された石川県の「能登の里山里海」をエコカーで快適にドライブしてもらおうと、石川県とトヨタ自動車などは７日、能登半島の主要な観光地１９カ所に、電気自動車やプラグインハイブリッド車向けの充電スタンドを設置した。

　県などが、環境に配慮した車社会の実現と能登への誘客で地域活性化を図る「能登スマート・ドライブ・プロジェクト」の試みとして始めた。

　充電スタンドは北陸電力の風力発電を電源とし、スマートフォン（多機能携帯電話）向けに観光情報を提供するための公衆無線ＬＡＮも備えている。のとじま水族館（七尾市）や、千枚田ポケットパーク（輪島市）など半島各地の道の駅に計２１台を設置した。無料で使用できる。

　トヨタが開発したスマホ向けのアプリ「ドリマッチ」でも能登の観光ルート提供を開始。また、充電スタンド付近で観光情報を入手できる。

　能登空港でプロジェクトの開始式があり、谷本正憲知事は「世界農業遺産が農業だけにとどまらないことを全国にアピールできる」とあいさつ。トヨタの友山茂樹常務役員は「スマート・ドライブを能登から日本全国へとつなげていけたら」と強調した。(2012年7月8日 00時43分)