明彦君の呪縛 24年6月23日(土)15時34分

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明彦君の呪縛 24年6月23日(土)15時34分

 明彦君には、その行動を抑える呪縛を内部に抱えている。それは、何時表面化し、爆発するか分からない爆弾みたいなものである。呪われているのかもしれない。何故このようなものを生まれてきた時から、抱え込んでいるのかと思うが、しかし、そのことを言ったところで、この呪縛から逃れられないことも分かっている。実に厄介な代物である。生きていく上で、同時に抱え込んでいる代物である。

 

 時々、この呪縛に縛られ、身動きがとれない時が度々ある。そう、この度の、自転車転倒事故以来の、身動きがとれないのと、同じである。そんな時はどうするかである。この呪縛を振り払う程の、パワーが明彦君に備わっていたら、明彦君の人生は変わっていただろう。そのくらい、明彦君には行動を阻止するものだったのである。

 

 この呪縛を無視していれば、本当に別な人生を歩んでいただろう。この呪縛のあるままに、別な、明彦君の求める方法をひたすら、行動していたら、別な明彦君がいただろう。しかし、結果は、その身動きをさせまいとする縄の縛りが強く、行動はスローになり、なすべき予定は延び延びになってしまった人生を、送ってしまった。やるべき事をやらなかったのである。

 

 これを、見ている人にも、大なり小なり、そうだ自分もそうだと思う人がいると考える。気がつかないか、気がつくかの違いだけである。そこで、明彦君はどうしたかということを、書いておこう。この行動を阻止するものは、何か。何か方法は見つからないかと、思考錯誤してきた。そのため、気がつくと、読んでしまった本が、収納しきれない程にもなってしまった。これも小さな呪縛でもある。あるいは身動きがとれないので、せめて本でも読んでみようかがこの原因にもなっている。

 

 今、明彦君は考えている。この身はいずれ消えていく身である。同時に明彦君の呪縛も消えていく。考えてみれば、なんと馬鹿馬鹿しい話ではないか。後生、大事にしていたものが、そのときには、消えてしまっているのである。永遠に残らないのである。となれば、この呪縛はそれ程、明彦君にとって、大切な、守らなければならないものだったのかと。となると、そんな重要でもあるまい。

 

 となると、この呪縛は取り去ることは出来ないが、この呪縛君を少しずつ、遠ざけることは、出来るのではないか。そうするとその遠ざける泉みたいなものは何か。イワシの頭も信心というが、明彦君に合った宗教でも、あるいは指針があればよいことになる。こんなときはこうするというマニュアルでもよいことになる。

 

(誰でも、この明彦君のように、何か、行動をさせまいとする別の自分があります。今までの日記にも何度か登場してまいりましたが、自分を見つめる自分、客観的な自分、衝動を抑える自分の存在を認識し、その位置づけを高く置き、それに従う自分になれば、思う様にはいかないかもしれないが、自分の求める生活ができやすくなるのでは。この客観的な自分とは、言いかえれば、神になります。明彦君は「超のつく力」を、疑っております。しかし、もっと、この人生をよりよく生きたいと思うなら、生活するのに便利なら、イワシの頭でもそれで解決するのなら、信じればよいと思います。ただここで、考えなければならない事は、「オウム真理教」の場合はどうかということです。また、それ以外の宗教でも、今の日本の宗教は、組織の拡大ばかり重視して、肝心の心の平安は、軽視する傾向があるのではと思います。)

 

 

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