「議会外発言の言葉狩り」 ツイッターで失職の桐生市議

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「議会外発言の言葉狩り」 ツイッターで失職の桐生市議

「議会外発言の言葉狩り」 ツイッターで失職の桐生市議

2012年6月22日 11時43分







20日の群馬県桐生市議会本会議で懲罰動議の採決前に弁明する庭山由紀氏=同市で






 

 

 短文投稿サイト「ツイッター」の発言から群馬県桐生市議会で除名の懲罰動議が可決された庭山由紀氏(43)。市議としてインターネットを積極的に使い、放射能汚染の危険性などを訴える一方、懲罰動議について議会で明確な説明をしないまま、失職した。真意を聞いた。 

 -除名を受け今後、どうするのか。

 「議会外のツイッターは、除名の懲罰対象に当たらない。議会に戻るために裁判などの行動を取るか、市議に執着せず子どもを健康被害から守るための活動をするかなど考えている。識者らと相談している」

 -懲罰動議では、ツイッター発言と、訂正しなかった議会運営委員会の言動を一体と捉え批判している。

 「多数派の市議たちが、献血のツイッターで私に批判が集まったのを好機と見て追い落とそうとした。議運で発言させたがったのもそうだ」

 -懲罰動議について議会内で明確な弁明をせず、議会などの批判をしただけだった。なぜか。

 「弁明しても、多数派の市議やマスコミから足を引っ張られる餌(材料)に使われる。長い説明を議場でしてもマスコミに一部をつぎはぎされるのが嫌で、公平に伝えてくれない不信感もあった。言いたいことはブログに書いた」

 -献血などのツイッター発言をめぐり議会で議論を促し、放射能の影響調査などを進められなかったのか。

 「議会で訴えても、他の市議は問題ないとし、市民には『安心』との立場。私は『安全』を求める。視点が違い議論にならない」

 -ネットの一部の表現が過激との批判がある。

 「なぜそう思うのか逆に聞きたい。言葉狩りではないか。ツイッターでどんな言葉を使うかは表現の自由。私が議会や市役所の問題の内部告発のようなことをやり、議員を続けられたのは、ネットがあったから。議会や行政の中だけの問題や情報がネットで表に出て反響もあった」

 -放射能汚染の危険や議会の問題をネットで発信する際、あえて過激な発言を選んでいるのか。

 「選んでいる。ネットで丁寧に長々と書いても誰が振り返るのか。関心や疑問を持ってもらえなければ、皆さんに考えてもらえない。ツイッターの言葉は新聞の見出しのようなものだ」

 -表現を不快に思う人が少なからずおり、放射能の危険性を知らせる目的からも離れてしまった印象がある。

 「批判も含め、発言を見た人が放射能汚染のことを今より考えるようになれば、成果があった。怖いのは放射能汚染や地方議会の問題などへの皆さんの『無関心』だ」

 「選挙で投票してくれた人には(再選後)市議として約一年二カ月しか働けず申し訳なかった。市議会や行政が今後、市民や子どもの健康を守ってくれるか考えると、いたたまれない思いもある。何ができるか考えている」

 にわやま・ゆき 1968年生まれ。2007年の桐生市議選で初当選。11年に再選し、2期目だった。

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