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上昇転換の可能性と上値目処

先週の月曜日を底に、日経平均は一気に反発し始めました。あれよあれよという間に1週間で400円の上昇となっています。ここまでの下落の勢いが強かった分、急激な反発となりましたが、まだまだ自律反発の域を出ていないように感じられます。ただ、市場の動きとしてはスペインへの大規模救済が確定したことで一旦の安心感が出てきているのは確かで、17日に予定されているギリシアの選挙で緊縮派が勝利を収めれば市場はこのまま上向かっていく可能性も出てきます。
テクニカル的には8,800円程度から9,100円にかけて出来高の厚い価格帯がありますので、これを抜けていけるかどうかが一つの目安になるでしょう。ただ、1月からの上昇を抑えた長期下落トレンドのレジスタンスラインは引き続き健在と考えられますので、流れが変わったとしても10,100円あたりが上値めどになるのではないでしょうか。
ただ、そもそも1月中旬からの上昇のように急な動きになるかどうかはわかりません。あのときは各国が一斉に緩和に踏み切ったために上昇しましたが、バーナンキFRB議長は積極的なQE3への発言を控えていますし、ECBのドラギ総裁はユーロ圏各国に対してこれ以上ECBを頼るべきではないとの発言をしています。実際、スペインの状況があれだけ悪化していたにも変わらず、先週の理事会では追加の緩和を見送っています。
とは言え、必要に応じて緩和をしていくという姿勢は各国中央銀行が打ち出していますので、緩和がないとも言い切れない状況です。緩和策の発表は材料としてはとても大きなもので、市場への影響も小さくはありません。このような材料が出てくる可能性のある相場では逆張り型の戦略は危険です。順張り型の戦略を用意して材料が出てきたことを確認してから仕掛ける方がリスクを抑えられますので、このような戦略を用意してみても良いのではないでしょうか。
今週は金曜日に日銀の金融政策決定会合が行われます。元々あまり大きな動きは予想されていませんが、翌週にFOMCが控えているため日銀としてはなかなか動き辛いのではないかと思います。逆に来週のFOMCはギリシアの選挙次第で機動的な発表をしてくる可能性もありますので、もしかしたらギリシア選挙→FOMCの流れをにらんで、今週の値幅は小さくなるかも知れません。
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