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東電、事故時の官邸介入を批判 「無用な混乱を助長」

 東京電力福島第1原発事故で首相官邸の現場への介入をめぐり、東電が「対応に要員が割かれ、無用の混乱を助長させた」と批判する内容を、近くまとめる社内事故調査の最終報告書案に盛り込むことが11日、分かった。

 報告書案は、昨年3月11日の事故後、官邸から第1原発の吉田昌郎所長(当時)への直接の問い合わせが相次いだため、本来は事故対応に当たる吉田所長らが官邸への対応を強いられたと指摘。官邸の行為を「発電所長を板挟みにするばかりで事故収束の結果を改善するものではなかった」と批判している。

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