経済とは市場原理の法則で動くプラスサムゲーム。
市場原理では、他者への奉仕に応じて稼ぎが膨らむので、経済活動は奉仕と富が合い競って膨張するプラスサムゲームになる。
そこで行われる投資活動も、成長益が十分膨らむ一定以上の期間で見れば、やはりプラスサムゲームとなる。
で、投資するヒト=リスクテイクするヒトが多くいるほど、成長益は膨らむので、他人の儲けと自分の儲けは密接にリンクすることになる。
他人の儲けが膨らむほど、自分の儲けは膨らみ、自分の儲けが膨らむほど、他人の儲けも膨らむ。
投資家は必然、運命共同体になってしまうのです。
しかし、成長益がほとんど膨らまない(膨らみようがない)短期間で見ると、これは成り立たない。
短期で見れば成長益ゼロのゼロサムゲームになるので、『他人の儲けは自分の損』となる。
経済一般と遊離した極めて特殊な世界、、それが短期投資家の生きる世界です。
人間不信と勝ち負け、ジェラシーと優越感が繰り返される特殊な世界。
短期投資家には心を病むヒトが多い。
長期投資家もポジション調整の一環で短期売買を行う。 けれども、それによる損得は終局的にゼロになることが分かっている。 ほんとの利益は、リスクテイク(=社会への奉仕)に応じた成長益しかないことが分かっているのです。
短期投資家も長期投資家も、長く市場に止まる限り、長らくリスクテイクし続ける限り、得られる結果、収益はそれほど変わらない。 けれども幸福度、QOLはかなり変わってしまう。