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今の市場は割安なのか

今日の日経平均は大きく下がっています。これを見て「割安だから買いたい」と考えている”割安株投資家”の方々は多いのではないでしょうか。しかし、割安の基準は何ですか。下がってきているから「”何となく”"そろそろ”反発しそうと感じる」というのは割安の根拠にはなりません。「基準値と比べてこのくらい下がったら○%の確率で反発が期待できる」と言うことができて始めて根拠のある投資となります。
月金曜大引けでの日経平均25日移動平均乖離率は-5%程度です。システムトレードソフトのイザナミを使って簡単に今が割安なのか検証してみましょう。25日移動平均乖離率が-5%になったら仕掛けて+5%か-5%の損益が出たら手仕舞う、という条件で見てみます。すると、過去10年に25日移動平均-5%を下抜いたのは77回で、勝率は49.35%である事がわかります。
先ほどの文言に当てはめると、「日経平均先物を25日移動平均線乖離率-5%の時に買うと49.35%の確率で反発が期待できる」ということになるでしょうか。もちろん手仕舞いの戦略を工夫すれば利益を出せるプランも作れると思いますが、少なくとも仕掛け自体には優位性がありません。
もし仮に優位性がある仕掛け条件、たとえば勝率60%であっても買ってそのままというのは片手落ちです。特に今の相場環境では悪い材料はいくらでも出てくる可能性があるため、必ず40%の下落の可能性について対策をしておく必要があります。また、60%の確率で上昇するとは言ってもどこまでもその上昇が続くわけではありませんので、利食い、損切り両方の手仕舞いの戦略はしっかり建てて多く必要があります。
よく、仕掛けて上昇したら勝ちで、手仕舞いは適当に利益が出たら、、なんていう人を見かけますが、手仕舞いにも根拠を持つようにしたいものです。
今週は水曜日にECBの政策金利発表とドラギ総裁の会見が予定されています。市場予想では据え置きとなっていますが、直近のスペインの国債調達コスト上昇を鑑みると何らかの対策が発表される可能性があります。もし何かの施策が発表されればポジティブサプライズとなる可能性もありますので、見逃さないようにしましょう。
 
PostScript
今回の検証は5秒程度で完了しました。以前使っていたソフトでは10年間も検証させると数分、条件によっては1時間近くもかかっていたのですが、良い時代になりました。たぶん最新のパソコンならもっと早いでしょうね。効率性を考えるとイザナミ以外の検証ソフトは使えません。もし検証が遅くて困っている人は一度試してみてはいかがでしょうか。
http://goo.gl/NNOP2
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