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膠着し始めた株式市場

5月の日本市場は大きな陰線で終わりそうです。4月と合わせると昨年夏のギリシア危機(といっても今も続いているのですが)を超える下落幅になっています。1月以降の上昇も大きく急でしたので、その分下落の速度も速かったのではないでしょうか。多くの場合、株式市場の値動きは上昇はゆっくりと、下落は急激に発生する傾向があります。1月以降の上昇は上昇としては例外的な勢いがあったのですが、振り返ってみればそれでも続く下落に比べれば緩やかだったと言えるでしょう。
市場の雰囲気としてはすでにギリシアのユーロ離脱を折り込み始めており、続くスペイン、イタリアがどうなるか息を潜めて見守っている、というような感じです。先週中盤以降やや下がっていたイタリアとスペインの国債利回りは金曜日に再び上昇方向に戻りはじめていて、少なくとも楽観できるような雰囲気ではありません。
株価自体は先週後半からやや底堅い動きとなっていますが、逆に上昇方向への積極的なエネルギーが見えるわけでもなく、全体として膠着しているといえるでしょう。テクニカル的には8,800円付近にあった中期上昇トレンドのサポートラインを割り込み、8,300円には長期上昇トレンドのサポートラインがありますので、上と下をこのラインに抑えられ、特に大きな材料も出ていないことから動くに動けないでいる、というところではないでしょうか。
ボックスの動きになっているためこのレンジ内に収まっているうちは短期のオシレーター系指標が有効に機能しそうです。もしトレンド狙いのトレードをしたいのであればレンジの上にロングの仕掛けか、下にショートの仕掛けを指しておくのが良いでしょう。
いずれにしても欧州問題で大きく市場が動くとすれば6月に予定されているギリシアの選挙がきっかけになると思います。その前に今週金曜日にはアメリカで雇用統計の発表があります。先月、先々月と市場想定を下回ったために下落の材料となりました。内訳を見ると民間セクターは比較的順調なのですが、公共セクターでの雇用が減っている内容だったため、今月急に良くなるとは思えません。市場予想では失業率は先月と変わらず、雇用者数は先月より大幅に良い数値が想定されているようですが、気をつけておきましょう。
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