kabukabumanさんのブログ
ユーロ劇場(メルケルと不愉快な仲間たち)
平和なユーロの村に、それは 2009年10月突然やって来ました。
(ギリシャ) 実は国債の償還が出来そうもないんデスワ・・・・・どうしまひょ?
(EU) はーっ!何でやねん。あんたとこのバランスシートは財政基準を満たしてたやないの。
今頃何でそんなことになるん?
(ギリシャ) そ、そ、そ、それが~、実は、あの~、その~、ジー、う~ん、エスが、その~、ウグググ・・・
(EU) どないしたちゅうねん!はっきり言わんと分からへんがな。
(ギリシャ) 実はユーロの加盟条件を満たすためにG.Sに唆されて財政赤字を隠蔽しておりました
(EU) 何やて?ほな粉飾やったちゅうんかい?
(ギリシャ) 全くお詫びの言葉もありませんが、今回だけは何とか助けて頂けないでしょうか?
(EU) ざけんなよ!EUの顔に泥を塗る気か?呆れて物も言えんわ!
(ギリシャ) そ、そこを何とか
(EU)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(しばし沈黙が続く)
しゃあないわ、無秩序にデフォルトされても困るから取り敢えずEU連合とIMFに相談するわ。
(EU) ユーロとIMFで1100億ユーロ支援したるわ!その代わり今後は緊縮財政を徹底するんやぞ
(ギリシャ) いや~、助かりました!サルコジ様、メルケル様!その他関係各位様!
(アイルランド)実はうちも850億ユーロばかり用立てて貰いたいのですが・・・・・
(EU) ギリシャだけと思うとったら今度はアイルランドやと?何やっとるんや、アホ!ボケ!カス!
(アイルランド) そこを何とか
(EU) しゃーない。ギリシャだけ助けるちゅう訳にもいかんからな。
EUとIMFで675億ユーロ援助したるから、残りの175億ユーロは年金基金で何とかせ~や
(アイルランド)分かりました!EU様!IMF様、サルコジ様!メルケル様!何とお礼を言ったらいいか・・・
(EU) な・な・な・な・何やと~~~!今度はポ・ル・ト・ガ・ルルルル~~~???
(ポルトガル)スミマセン!何とか780億ユーロ用立てて頂きたいと思いまして
神様!仏(フランス)様!メルケル様~~~!
(EU) しゃ~ないわ!EUとIMFで何とかしたる!その代わり徹底して無駄遣いを無くすんやで!
それから真面目に働けや!ギリシャもポルトガルものんびりし過ぎやろ?
だいたい危機感ちゅうもんが無いんちゃうか?頼むでホンマ!
(ポルトガル)はい!良~~~く肝に銘じておきますデス
(EU) くそギリシャの野郎、一体何度迷惑掛けたら気が済むんじゃ!
今度は1090億ユーロ用立てろだと?こないだ1100億融資したばっかりやろ。
何考えとんじゃ!ボケ!カス!ドアホウが!アったく~
冗談やないで、今度ばかりは民間にも債務免除して貰わんとやっとれんわ!
(EU) くそったれギリシャの野郎、結局1090億ユーロじゃ足りんとかぬかしやがって!
1300億ユーロだと~?もう限界やで~!分かっとるんか?オラ!オラ!オラ~!
とにかく徹底的に財政支出を減らせよ!緊縮、緊縮、緊縮や~~~
(ギリシャ)それがその~。実は緊縮財政に反対する国民が暴動やストライキを起こしておりまして。
(EU) そんなこた~わしらの知ったことか!テメエらで撒いた種だろうが!
とにかく緊縮!緊縮!緊縮や~っ き・ん・し・ゅ・く!
早急にGDPをプラス成長させんとどうなるか分かっとるんやろな?
(フィンランド)ちょっと待った~!こう何度も融資させられるんじゃあ担保を差し出して貰わないと。
どうせ自転車操業で返す当てなんかないんだし。
とにかくうちは担保を差し出して貰わないと協力出来ないね!
(ギリシャ) し、し、しかし担保を出せと言われましても、一体何を差し出したらいいのか?・・・
(フィンランド)エーゲ海の島なんかどう?パルテノン神殿でもいいけど
(ギリシャ) いや~参ったな~ 領土絡みの担保だけは勘弁して貰えませんかね~?
(フィンランド)じゃあ仕方無いから現金だね。
(オランダ) オラ!オラ!オラ!( ̄(oo) ̄) ンダ!ンダ!ンダ!( ̄(oo) ̄)
ギリシャはフィンランドに担保を差し出したそうじゃないか。それならうちにも出せよ!オラ!オラ!
(EU) まあそう興奮せずに。ギリシャも生きるか死ぬかの瀬戸際なんで
ここは一つ大人の対応ってことで。ねっ!
(イタリア) 近頃国債が暴落して困ってんだ。このままじゃあ破産だよ。ECBで何とかしてくれんかね。
(スペイン) うちもだわ。国債は暴落するわ、失業率は20%を超すわでモウ大変。
そもそもこうなった原因はユーロ発足時に決めた統一金利に問題があったんじゃないの?
お蔭で空前の不動産バブルが崩壊してモウとんだとばっちりだわ
(イタリア) おまけに通貨の発行権がないからお互い八方塞りだね。ECBで何とかして貰わないと!
(ECB) いくら闘牛が盛んだからってそんなにモウモウ言わなくても。
それじゃあ仕方がないから国債を買い取りますよ。
(ドイツ) ちょっと待った!そんなことされたらユーロがばら撒かれて、うちまでインフレになるでしょうが
うちは経済がしっかりしてるんだから,そんな馬鹿げた話には絶対応じられませんよ!
そもそも国民が納得する筈無いでしょうが。(全くドイツもコイツもロクなもんじゃネェワ)
(ECB) いや、しかしそうでもしないとイタリアもスペインも、モウ後が無いので。
(ドイツ) ダメ!ダメ!ダメ~~~ッ!ドイツばかりが負担を強いられるのは可笑しいでしょうが
メルケル怒っちゃう!
なんていうやりとりがあったかどうかは別にして(前置きが余りにも長過ぎました m(_ _)m )
通貨を統一するためには乗り越えなくてはならない様々な障害があるということでしょう。
中でも国債は各国で発行出来るのに、通貨(ユーロ)はECBが発行するシステムなので
自国で国債の暴落に対処出来ないという矛盾が生じています。
つまり独自の経済事情に応じた金融政策をタイムリーに実行し難いという訳ですね。
しかしこの様な波乱含みの状況下で
2015年までの3年間に経済危機国の国債償還などで必要な資金額は
イタリア7800億ユーロ、スペイン4000億ユーロ、ポルトガル660億ユーロ
ギリシャ620億ユーロ、アイルランド300億ユーロ、総額で1兆3300億ユーロに達しますが
困ったことにセーフティーネットにはその半分程度しか融資枠がありません。
しかもサルコジ大統領が敗れたことで、メルケル首相は孤立を深め
反緊縮派を説得出来るかどうかが今後の焦点でしょうね。
そしてユーロ圏にとって最初の試練がギリシャのユーロ離脱問題ということになる訳ですが
阻止出来れば危機は一段落、出来なければリーマンショックより数段厳しい経済不況が訪れるでしょう。
しかし仮にギリシャ問題が片付いたとしても、ご覧の様に次々と危機が訪れることは間違いありません。
投資家の端くれとしては、何とか最悪のシナリオだけは回避して欲しいとひたすら願うのみですが
くれぐれもリスク管理を怠らない様、充分気を付けましょう。
私達がデフォルトしては洒落になりませんからね!
金融政策をPIIGs中心にするしかないと思いますです。
ドイツは超緊縮財政(もしくはユーロ維持税を課す等)を敷いてインフレを押さえ込めば良いのです。
で、PIIGsの緊縮財政は棚上げにするしかないでしょう(--;
その分の税収不足は財政支援で補填してもらえば良いのです、ドイツのユーロ維持税資金で。
結局ECBが上手くコントロールすれば
ドイツが一時的にインフレに傾くことはあっても
制御不能に陥ることはないと思います。
因みにユーロ維持税がドイツ国民の支持を得るのは、困難ではないでしょうか。
しかも金融政策ばかりに頼っていたのでは問題を先送りすることは出来ても
根本的な解決には至りません。
ですからPIIGsと呼ばれる国々が真の復興を目指すには
景気対策や物価対策、さらには教育対策などの裏付けが必要だと思います。
(例えば環境事業やエネルギー事業への投資や資源開発などを通じ雇用拡大を図る)
それと同時に電気、ガス、通信網などのインフラ整備を推し進め
EU間で共用出来る環境を作り、経済格差を是正することも重要だと思います。
因みに明るいニュースもあります。
一つは来年、フォルクスワーゲンがスロバキアの工場で
電気自動車の量産を開始するという話。
もう一つはルクセンブルクで開発された空気自動車も
実用化が近そうだという話。
(現状では最高速度130km、走行可能距離200km、空気注入時間約4分)
もともと欧州という地域は高福祉化を目指して来た所為か
産業面では開発スピードや競争力がやや見劣りする様な気がします。
EUがこうした弱みを如何に克服して行くかも今後の大きな課題でしょうね。
そうでしょうか?
金融政策こそ問題解決の本流だと思いますが。
金融政策を過小評価したい勢力が多い日本では、いびつな論調が跳梁跋扈してます(つまりは財政出動=利権誘導勢力、もしくは財務省=緊縮財政&増税勢力)。
>金融政策こそ問題解決の本流だと思いますが。
金融政策が柱だということを否定する気は毛頭ありません。
ただユーロ加盟国の場合は、金融政策がそれぞれの中央銀行ではなく
ECBに委ねられていますから
現実には、国によって政策による経済効果が異なります。
jojuさんが仰っているPIIGs中心の金融政策が必要というご意見は
その辺りの矛盾を解決するための方法論だと解釈したのですが
間違っていたらスミマセン!
ハードルはかなり高いでしょうが、実現すれば大いに有効な手段だと思います。
しかし、加盟国個々の財政政策によって経常収支を改善出来なければ
自転車操業を続けた挙句、最終的には力尽きて破綻という結末も充分有り得ます。
例えば国債金利が2桁に跳ね上がり、尚且つ失業率が20%を超える国では
緊縮財政で経常収支を黒字化することなどとても無理な話です。
そこで金融政策以外の援助策が急務と思った訳です。
危機国の経常移転収支をEUの資金援助によって支えるだけでなく
サービス収支や貿易収支に於ける援助
さらには企業誘致や新規共同事業の立ち上げなど
雇用を伴う援助も早急に検討し実行に移す必要があるのではないでしょうか。
そうですね。
今はドイツ中心の金融政策ですから、PIIGs経済がデフレ気味になって苦しくなるのも当然ですよね。
こういう状況下で財政出動(財政政策)を乱発しても、大して効果がないことは90年代の日本で証明済み。
不良債権が累増し、最終的に竹中・小泉時代の抜本処理に追い込まれましたよね(財務省OB、幹部は不良債権をさんざん膨らませた挙げ句、処理段階で逃げ、竹中さんに丸投げ、、、自分たちが恨みを買わないように)。
あの頃の日本ほど、むごい金融政策ではないかも知れませんが、ここが改善してこないと不安定な状況は続くと思うのです。
一番初めのコメントは冗談で書いてます(^^;
冗談が通じないもので申し訳ありません m(_ _)m
それにしてもjojuさんは経済にお詳しいですね。
もしかして本物の優秀な学者さんですか?
でも沢山コメントを戴いて大変勉強になりました。
今後も機会があれば是非ご教授下さい!
よろしくお願いします (*^_^*)