kabukabumanさんのブログ
NASAの衛星画像から解かる世界の経済状況
2009年の記事ですが、イギリスのエコノミスト誌によると
米国が軍事・気象衛星を使って、世界各国の経済成長率を調査しているのだとか。
つまり夜間に灯りが多く見られる地域ほど、暗い地域に比べて経済成長が活発という訳です。
(住宅密集地と過疎地では慢性的に差がありますから、経時的な変化で分析します)
確かに不況下では工場の夜間操業などは減少しますし
イルミネーションやネオンなどの点灯時間は短縮したり消灯したり
或いは休日に限定するなどの省エネ対策が行われます。
因みに同誌には
「ミャンマー経済は2003年までの10年間に年率8.3%成長したと公式に発表されているが怪しい。
夜の灯りによって修正された値は5.8%と控えめとなる。逆に、タジキスタンやコンゴのような場所では
公式数字は過小見積であることを夜の明るさが示している。多分、これは、インフォーマルな経済活動が
活発化しているからである。」という記事が紹介されています。
(参考)2000年の画像 → http://www.solarviews.com/raw/earth/earthlights.jpg
2008年の画像 → http://apod.nasa.gov/apod/ap081005.html
2011年の画像 → http://livedoor.blogimg.jp/digi7/imgs/5/2/52e5f706.jpg (出典:NASA)
公開された画像ですし、比較画像でもないので分かり辛いですが(あまり変化して見えません)
やがてギリシャ、スペイン、ポルトガルなどは年中真っ暗になるかも知れません。
それとも逆に夜の裏稼業が活発になってむしろ明るくなるとか・・・・・・・
さて今日の東京市場はNK8700円を通り越して8600円の攻防になってしまいました。
NYダウより下げがきついのは少々戴けませんが
NKのPERがNYダウの水準に収束すれば、さらに1000円下げても不思議ではありません。
過去のデータを見るとNK225のPERは常に世界トップレベルでしたが
それは日本の高い技術力による付加価値が評価されていたからだと思います。
しかし過去に国際優良銘柄として世界が注目した企業の凋落振りを見ると
外資の日本株に対する魅力が半減してもおかしくないでしょう。
株は安く買って高く売るものだと言われますが
今は安く買ってさらに安く売ることになり兼ねない状況だと思います。
特に谷が深いと思われる外需関連と震災復興で過剰に人気化したことのある内需株は要注意でしょう。
例えば一時は国策と騒がれた太陽光発電もすっかり化けの皮が剥がれてしまいました。
買い方の出番はまだまだ当分の間巡って来そうもありませんね。(・.・;)
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