今日は、片道2時間の距離を車で義理の父のお見舞いに行ってきた。
昨年の4月にがんが見つかったがもう手術ができず
抗がん剤の治療のときのみ短期の入院という日々だった。
子供たちが小さいころはよく泊まりに来てくれた。
昨年の秋には無理を押して義理の父の強い希望で
私の実家の信州へ1泊で旅行に行って私の両親や子供たちと楽しいひと時を過ごした。
その時ですら本当に病気なのかと思うほど元気だった。
それが、先週から体調を崩して入院し
状況が厳しいという。
仕方がないと簡単に言えないくらい悲しく、心苦しい。
今日は、
「タクシーですぐに帰る」
と繰り返し声を振り絞っていた。
帰り際に手を握ったが、生きたいという希望がみなぎっていた。
目には涙がたまり、私はすぐにまた旅行に行きましょうと約束した。
それがかなわないことは明白で
娘たちは言葉を失っていた。
義理の母や妻の心の中はこんなものではない悲しみに覆われている。
私は、明日からも変わらず
心の中で祈りながら日々、生きるしかない。
本当にかなしい。