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踊り場の日本市場

ここ三週間ほど、日本市場は踊り場の展開となっています。より正確を期して言えば先々週は長い上ヒゲの陰線が発生して相場の下落を暗示するような動きとなりましたが、先週はやや持ち直し、今週月曜日にかけてはやや勢いを失う、という流れです。先々週の時点でほとんど勢いは失われていたものの、強烈な上昇の流れに乗り遅れた個人投資家が調整の入り口を買い場と見込んで買いを入れ、反発したという動きではないでしょうか。ミクロの動向では個人投資家の奮闘が想像されますが、やはり相場からやや距離を置いてマクロ的に見ると上昇の勢いは失われつつあるように見受けられます。
長期下落トレンドのレジスタンスラインかつ震災後高値となっている10,200円の壁は厚いようで、単純に価格ベースで見れば先週一時的に超える場面も見られましたが、配当権利分を考えると実質的にはまだこのラインを超えていないと考えられ、今後の調整が日柄になるか値幅も伴ったものになるかはここを超えられるか否かが大きな鍵を握っていると言って良さそうです。一方1月後半から続く上昇トレンドのサポートラインは現在10,000円をやや超えたところにあり、ここ数日の株価はこの価格帯を下値に10,200円に挑戦する、という展開が続いています。
いずれにしてもこの3週間程度、市場は直前の数週間に比べて小さな値幅で推移しており、上昇するにしても下落するにしても大きく動く力がたまっていると考えられます。10,200円のラインを上に抜ける方向のものとなるか、10,000を割り込む方向の、(1月以降の相場から見て)カウンタートレンドのものとなるかはわかりませんが、いずれにしてもトレンドラインのブレイクアウトが発生するのは間違いのない相場状況となっており、ブレイクと同時に相場が大きく動く可能性があります。
現状どちらに動くかははっきりとはわかりませんので、まずは様子見をしておいて、相場が動いてから仕掛ける、という戦略が最もリスクが少ないのではないかと考えられます。
今週発表予定の指標で重要なのは水曜日のECB政策金利と金曜日のアメリカ失業率でしょう。いずれも市場では前回と変わらずの数値が予想されていますが、水曜日は政策金利の発表と共に行われるドラギ総裁の会見で、直近で悪化しているユーロ圏の経済指標についてどのような見解が出て来るかが注目されます。また、アメリカも住宅関連の指標が直近で予想外に悪化していますので、徐々に持ち直してきていた失業率についても悪化してしまう可能性があります。いずれも結果によっては市場にマイナス方向の影響が出ますので、気をつけておいた方が良いでしょう。
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