私は読者様からメールをいただいたり、時にはアンケートを
実施したりして一般投資家さんの運用状況などを知る機会が
あります。
その中で色んな発見や気づきがあるのですが、読んでいて
私が重要視していることとと考え方が違うなと思う点を
2つ紹介いたします。
それは
・企業の実態価値の把握
・将来の成長性
についてです。
私は保有株を決める時、絶対と言っていいほど実態価値を
自分で計算します。
資産がいくらあって、過去にどれだけの業績があるのか。
その反対に負債はどの程度あるのか、過去に赤字決算は
あるのか?あれば、どの程度の金額か?
などを色々調べますし、その他にも数値化できないような
ブランド価値や業界での優位性なども考えます。
そうやって数値化しながら、投資対象として有望なのか
長い目で判断します。
しかし、一般投資家の方は実態価値よりも相対的な価値や
見た目や知名度など、表面重視で投資対象を選んでいる
傾向が高いようです。
自社の良い部分をPRした宣伝広告を読んで、そのまま
信じているようなのです。
もちろん全員に当てはまるというわけではありませんが、
こういった選び方だけで投資対象を決めてしまうと、結果は
厳しいものとなりそうです。
株を購入する時はお客様視点で選ぶのではなく、事業の
オーナーになったような視点で、シビアに見るべきです。