株式市場に難が続く。エルピーダメモリが会社更生手続き申請

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2012/02/27 - syun株さんの株式ブログ。タイトル:「株式市場に難が続く。エルピーダメモリが会社更生手続き申請」 本文:

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
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株式市場に難が続く。エルピーダメモリが会社更生手続き申請

syun株さん
syun株さん

 

本日の相場もお疲れ様でした。

http://relevantstyle.blog.fc2.com/
エルピーダメモリの話と、本日、明日の相場観の話をしていきます。
まずはエルピーダ。

国策で盛り上がったのも久しいですが、エルピーダメモリが会社更正手続きへ。
国策は国策でしたが、インサイダーにもつながっていたなどなかなかに物議を醸しました。

半導体事業、メモリという社名がついているとおり、いわゆるメモリ、DRAMなどを中心に出荷する銘柄であり、
国内唯一、世界第3位の半導体DRAMメーカーです。
しかし、円高、韓国製メモリの台頭などにより、価格競争に追い込まれたこともあり、勝負にならなかった。
メモリ業は基本的に容量と価格の勝負ですから、日本の人件費や製造価格を考えると、問題外。
世界3位とはいっても、勝てる勝負ではなかったわけです。

しかし、こういった国策、株式市場でも大きな盛り上がりを見せた企業が上場廃止になるのはさびしいものです。
DRAM関連で収益が安定しているのはサムスンのみ。
これからは競業企業も少なくなり、独占が進んでしまうという、あまり面白みのない状況になってしまいそうで残念です。

東芝あたりがエルピーダが激安になってから取り込むのでは、という噂も流れていますが、
この厳しいDRAM業にあえて触手をさらに出していくという考え方になるのか。
リスクが高い、ですが日本に残してほしい半導体事業ではありますので、応援はしたいですね。
収益としては厳しいと思うのですが・・・

今年は、例年にも増して不祥事、株式市場での大事等が際立っております。
この機に膿は出し切ってほしいところではありますね。

円は円安から大きな陰線引けへ。
さすがに押しそうな予感がしております。
先物も100円のマイナスとなっております。
外部市場は堅調ではありますが、エルピーダ余波なども確実にありそうです。
夜の動きは予想外の動きやマイナスの動きには敏感に動きますが、
一旦ここらで相場の過熱感には落ち着きを見せ始めるのでは、といったところです。

円安から再度の円高傾向になるのはあまりいい傾向ではないですが、押し目としてはほしいところですので、
まずはしっかり押してから勝負、と考えておきたいと思います。

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