これまた嫌なニュースが明るみに出た。
AIJ投資顧問が運用資金の大半を失ったとのこと。(※1)
国民年金と厚生年金をカバーする形で企業年金があるわけだが(※2)、
国民年金が財源不足を税金でまかなっている今、企業年金も運用損でぶっとんでしまったら、
庶民は今後、どうすれば良いのだろう?
安川電機などは、2%程度の影響らしいが、
AIJに運用を任せた他の企業はどうなのだろうか。
(うちの会社は大丈夫なのかしらん?)
興味本位でAIJ投資顧問ホームページをみて見たが、
無味乾燥として、記載内容も最低限に留めている。(※3)
事業報告書(紙をスキャナで取り込みPDF化したもの)があったので覗いてみると、
「国内の運用資産総額の殆どは、当社と一任契約を締結する海外管理会社が設定する外国籍私募投資信託を対象としています」
との一文があった。
要は、自分ではあまり運用しておらず、
契約していた海外のヘッジファンドがコケたという事だろうか?
AIJはこれまでは安定的に高いリターンを得ていたとの事だが…
それは今まで幸運だっただけなのか、そもそもまやかしだったのか。
最悪な結末への道のり。
それは運用を任せる側が、投資方法や投資対象を理解・納得せずに資産を託す場合に起きる。
個人的には、自分の分は自分で運用方針を考え、
ポートフォリオやアセットアロケーションを決めたいものですね。
※1:(PCサイト)FNNニュースより
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00217972.html
※2:(PCサイト)損保ジャパンのサイトに分かりやすい図がありました
http://www.sompo-japan.co.jp/knowledge/basic/401k/contents3.html
※3:(PCサイト)AIJ投資顧問ホームページ
http://www.aim-ij.com/index.html