ＮＥＣカシオモバイルコミュニケーションズは９月までに早期希望退職の募集やＮＥＣグループへの配置転換で、全従業員の約４分の１に相当する500人を削減するそうです。
米アップルの「ｉＰｈｏｎｅ」など海外製品との競争で携帯電話事業の不振が続いており、スマホ生産を外部に移管し、コストを削減するようです。
ＮＥＣカシオが保有する工場では今後、「ｉモード」などに対応した従来型の携帯電話を生産し、「メディアス」などスマホについては、アジアメーカーなどとの共同開発・生産委託に切り替えるそうです。
ＮＥＣカシオはＮＥＣ、カシオ計算機、日立製作所の携帯電話事業を統合して2010年に設立されたものの、スマホ開発の遅れで、業績がふるわなかったようです。
ＮＥＣはグループ社員５千人に、外注業務の打ち切りを含めた計１万人の人員削減を計画しており、携帯電話事業のリストラも計画の一部とのことです。
これからはスマホの時代と思っていましたが、従来型の携帯電話の生産だけで生き残っていけるんでしょうかね。
