東日本大震災の復興や防災、節電需要を追い風にホームセンターの業績が急伸しているようです。
業界団体の日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会が7日発表した平成23年の業界の既存店売上高は前年比2.7%増の2兆6238億円と、平成16年の調査開始以来初めてプラスに転じたそうです。
最大手のDCMHDが運営するホーマックのある店では、地震に際し家具の転倒を防ぐ「突っ張り棒」が爆発的に売れており、震災前は週1本も売れなかったのが、震災後は週10本のペースで売れているそうです。
被災地の店舗では建築資材や金具などが好調で、その効果でDCMHDの平成23年3~11月期は、営業利益が前年同期比50.8%増の177億円と急増するなど大幅な増収増益となったそうです。
出店攻勢をかけるチェーンも目立ち、コメリは平成24年度に出店する約50店のうち約15店を売り場面積約1万㎡の大型店とし、設備投資は前期比3割増の200億円の見通しだそうです。
震災後に被災地に出店したコーナン商事は東北地方への追加出店を予定しているそうです。
防災グッズが一通り行き渡れば、来年度は厳しくなるかもしれませんね。