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☆割安株はやはり割安がお似合いか?

暇人の講釈です。ごく当たり前の話なのでベテランの方はスルーして下さい。

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どう考えても割安だと思って買った銘柄の株価が、益々下がって首をかしげることがあります。

しかし株価は需給(人気)が物を言いますから、多くの投資家が割安だと考える銘柄はさらに下がり

割高だと感じる銘柄はより上がるという現象が起こるのは当然です。

割安=人気薄、過小評価   割高=人気過剰、過大評価

つまり割安株は公正な評価を受け人気が上昇しない限り割安のままであり

割高株は公正に評価され過熱感が収まるまで割高が続くという訳です。

 では何故企業評価に大きな差が生じるのでしょう?

 

一般的に個人投資家に人気がある銘柄には幾つか共通点があると思います。

①事業が最先端で発展性がある(IT関連など)

②CMなどを通じて認知度が高い

③社長がカリスマで、しばしばメディアに登場する(経営方針や将来展望に関する認知度が高い)

④グローバル戦略に積極的

⑤オンリー・ワン企業

⑥配当や株主優待に魅力がある

⑦株価対策に積極的(IRのタイミングなど)

⑧一発逆転の夢がある(バイオベンチャーなど)

 

れに対して人気のない銘柄の特徴は

①事業内容が地味で発展性に乏しい

②社名が地味(事業内容をそのまま社名にしている企業など)
③経営者が地味(HP上に顔写真を載せない経営者など)

④事業戦略が地味(研究開発や海外戦略に消極的など)

⑤親会社や取引会社の業績に影響を受けやすい企業(部品や原料の製造など)

⑥株価対策に関心がない(業績予想が常に控え目過ぎるなど)

⑦様々な事業に手を出し本業が見えない

⑧長年二部上場に甘んじている

 

それぞれの特徴はまだまだあると思いますが、ざっと見ただけでも

人気のない銘柄の株価が上がる可能性は極めて低いと言わざるを得ません。

それでは業績の変化で人気が変化するかと云えば、答えはNoです。

人気薄の銘柄が驚くほどの好決算を発表しても、多くの場合株価の上昇は一過性で終わります。

逆に人気の高い銘柄が赤字に転落しても、一時的な暴落はあるにせよ

ほとぼりが冷めると次回の決算期待でまた買われます。

 

つまり割高株は慢性的に高く、割安株は慢性的に安い傾向があるということです

しかしこうした傾向も、幾つかの事業環境の変化によって変わることがあります。

 

例えば

事業構造の変化(新発見、新発明、画期的商品の開発)

流行の変化、資本・業務提携、M&A、特需の発生、取引先の変化

配当の変化、社長の交代、社名の変更(グローバル戦略として)・・・・・など

 

割安株が公平な評価を受けるようになるには、こうした事業環境の変化が必要だと思います。

しかし事業環境の変化は容易に起こることではないので

株価が変貌するチャンスも極めて少ないことになります。

ですから安易に割安株に拘ると成果も上がり難いというのが私の結論です。

割安株に投資する最大のチャンスは事業環境の変化が期待出来る時であり

その時期を如何に早く察知するが割安株攻略の大きな鍵になると思います。

 

(まとめ)

慢性的に割安の銘柄は事業環境に余程の変化が起こらない限り割安のままである

多くの投資家が割安だと感じる銘柄には、財務指標で判断出来ない理由がある

人気銘柄が業績不振で急落し割安感が生じた場合は、不振理由を分析した上で判断する

短期で成果を求めようとするならば割安株より割高株の方によりチャンスがある

 

*文章が長くなりますので、何をもって割安株と判断するかは次の機会に。

 

 

 

 

            

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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