紳士服販売大手のはるやま商事が、全国の下請け業者に対して、総額10億3300万円あまりの在庫を返品するなどして、下請法違反で公正取引委員会から勧告を受けました。公正取引委員会が、下請法違反の公表を始めた2004年以降で最高の違反金額です。
はるやま商事は、2009年12月から去年7月までの間、売れ残った季節商品などを下請業者に引き取らせていたということです。このうち8億4700万円あまりは、すでに商品を引き取り支払いを済ませていますが、公取委は残りも支払うよう勧告しています。はるやま商事は、「勧告を真摯に受けとめる」とコメントしています。(25日18:12)
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