月とスッポンさんのブログ
1/16 本日のチャート
GS,欧米化部は今後3ヶ月で10%下落
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LXV1QN0D9L3601.html
←ハメコミ業者、どうなるか。。。
前日の米株
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=135376
ギリシャをめぐるPSIとCACS
http://londonfx.blog102.fc2.com/blog-entry-2049.html
「すでに格付け見通しがネガティブであったため格下げ自体は予想されたことではありました。しかし、ユーロ危機解決の工程も決まらない中で感染拡大阻止の数少ない防波堤の役目を担っているEFSF基金総枠4400億ユーロが最大で1700億ユーロも減少することになるため、一段大きな防波堤ESM構築に間に合わずに感染拡大リスクが増大する羽目追い込まれたことが嫌気されました。
Moody'sも近いうちに格下げで追随するだろうとの観測が浮上しています。一部にはドイツも格下げされるのではとの観測すらあります。感染防止力の低下が懸念されるEFSFは17日にも短期債の入札(6ヶ月物15億ユーロ)を実施する予定です。短期債とはいえこれがEFSFに対する市場評価の試金石になります。
一方、週末にはギリシャ救済策の根幹部分を構成する債務削減(民間セクター関与、PSI)交渉が決裂したとの報道がありました。FTやWSJは「決裂」、BBGやBBCは「中断」といった表現を使っています。民間交渉団代表は声明文を発表しましたが再交渉の予定には触れていません。ギリシャ政府は18日に交渉再開とはつげんしているものの、これまでもギリシャ政府筋は交渉は順調に進展と事実と異なる発表を繰り返し、まるで昔の大本営発表ですから信用できません。今月末のEUサミットまでにPSI交渉が合意完了していることが1300億ユーロのギリシャ第二次支援の前提条件であるため、全面デフォルトに一歩近づいたと理解されています。
今朝の報道では深刻なデフォルト懸念の高まりを受けて、債権者団がメルケル首相とサルコジ大統領に直接仲裁を要請する見通しとのこと。民間側交渉代表によると、今週末までに合意しなければ3月20日の大量国債償還に深刻な問題が生ずる可能性があるとしています。
管理された選択的デフォルトを想定していましたが、無秩序な全面的デフォルトの危機が浮上したことで、今週はギリシャのデフォルト危機再燃からユーロは更なる下落が必至、株式市場も動揺を余儀なくされるでしょう。」